マイクロプラスチックは人類最大の負の遺産になるか?

公開日: [ 約3分で読めます ] エコロジー

microplastics
おそらく人類が誕生し滅ぶまでに生み出す最大の負の遺産はマイクロプラスチックになるのではないかと思います。

マイクロプラスチックとは1mmにも満たないプラスチック粒子の事を指しますが、普通マイクロプラスチック製品も耐久性の差はあれど何れは劣化して粉々になり砂のような粒子に戻ります。

なぜプラスチックが最悪なのかというと人為的に製造され物質として安定しているので、たとえ粉々になっても物質としては変化せずプラスチックであり続けるからです。

元々は石油が原料ですがプラスチックは二度と石油に戻ることはなく、地球が無くなるまで地上や海の中に残り続けます。

核燃料として使われた後に残る放射性廃棄物の方が問題じゃないかと思いますが、地球規模で考えれば何十万年もすれば放射線は出なくなるので、半永久的に存在し続けるプラスチックに比べればマシな方です。

マイクロプラスチックはあらゆるところで日々生み出されており、回収はほぼ不可能と言ってよいでしょう。

化学繊維で作られた衣類を着たり、どれだけ丁寧に洗濯しても塵埃となって現れるので防ぎようがありません。

マイクロプラスチック汚染の大半が脱落した合成繊維から構成される可能性があると示唆されています。

またスクラブ洗顔料の細かい粒子はマイクロビーズといってプラスチックが使われており、深刻な海洋汚染を招くとして今後は姿を消していくと思います。

現代社会においてマイクロプラスチックを生成しない生活をするにはよほど注意を払わねばなりません。

2050年には海を漂うプラスチックの量が魚の量を上回るという予測もされており、目視できるプラスチックもやがて劣化してボロボロに崩れ、目に見えないほど細かなマイクロプラスチックとなり海中を漂うようになります。

おそらく私たちの想像を遥かに超えるレベルでの生態系異常も発生するのでは無いかと思われます。

警鐘を鳴らす研究者もいますが、あまりにもプラスチックに依存した社会になってしまっているため問題が先送りされています。

自然界の微生物によって最終的に水と二酸化炭素に分解される生分解性プラスチックの開発もされていますが、耐久性などの問題で今ひとつ普及していません。

将来的にプラスチックを分解する技術が見つかればよいのですが、すでに地球上に散らばったマイクロプラスチックを処理することはできないでしょう。

生分解性プラスチックの進歩や普及を願いつつ、個人レベルではプラスチックゴミをポイ捨てせずに分別する所ではきちんと分別して、なるべくマイクロプラスチックを出さないように心がける程度でしょうか。

地球少女アルジュナというアニメで石油製品を分解するバクテリアが登場しましたが、もしあのようなバクテリアが増殖すれば世界中からプラスチックを一掃できるかもしれません。

ただし石油に依存しすぎた社会構造は崩壊すると思いますが(笑)

地球少女アルジュナ 時代が10年早すぎた原発・環境問題・自然農などがテーマの問題作アニメ

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