高城剛 LIFE PACKING2.1 未来を生きるためのモノと知恵 3年半で何を取捨選択したか
Photo by Rev Stan
高城剛さんの著書のなかでも特に人気のあるのがLIFE PACKING 未来を生きるためのモノと知恵ですが、3年半ぶりにバージョンアップされて帰ってきました。
一個人の持ち物をこれだけ詳細に公開している本も珍しいですが、さらにミニマリストであるため生活に必要なすべての物が詰まっているのも興味深いです。
3年半の月日というのは長いようで短く、テクノロジーは日々進歩しており自分も歳を重ねることで持ち物も変化します。
前作と比較して持ち物の80%以上が刷新されているので、前作を読んだことのある人でも新鮮で読みごたえがあると思います。
家を持たず荷物をできるだけコンパクトにして世界中を飛び回るのは社会への抵抗なのかもしれないと本人が口にしています。
二泊三日程度であれば手ぶらで海外へ行けてしまうほど身軽に動き回れることを身を持って証明しています。
高城剛さんの言う"どこでも働ける“はWi-Fi設備もなく交通網の乏しい地域であっても働けるという意味なのでノマドワーカーもビックリです。
たしかにWi-Fiの完備された都会のカフェを巡っているだけでノマドワーカーを自称する人もいるので、そういった限られた環境でしか働けないのは"どこでも働ける"とは違うかなと思います。
先のことなど予測できない動乱の世界で、最小限の荷物であってもあらゆるリスクに備え、心身ともに充実した人生を送れるというヒントが隠されています。
高城剛さんは長年に渡り自分の持ち物を常に取捨選択した結果として本が一冊書けるくらいまでになりましたが、彼が特別なわけではなく誰でも自分だけのライフパッキングを作り上げることは可能です。
おそらくライフパッキングに完成形というものはなく、日々入れ替わりながら生涯変化していくものなので、自分の持ち物を見つめ直すきっかけとして非常に刺激になる本です。
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