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ティンカースモールは冒険野郎マクガイバーが最も愛用していたスイスアーミーナイフで人気の火付け役となった


Photo by spotern

冒険野郎マクガイバーは80年代から90年代にかけて放送されたアドベンチャードラマで、海外ドラマとして日本でも放送されました。

主人公のアンガス・マクガイバーはアイスホッケーが特技でプロ選手を目指していましたが、大怪我をして選手生命を絶たれてしまいます。

その後ベトナム戦争に従軍して爆発物処理班に所属したり、レーサーやタクシー運転手として働いていました。

様々な経験を通して物理学・化学・工学など幅広い知識を学び、「アーミーナイフとダクトテープと機転があれば何でもできる」と自負するほど持ち前の精神力とスキルで困難を打開していきます。

銃社会のアメリカが舞台ですがマクガイバー本人は平和主義で銃を使わないのが従来のヒーローとは異なる特徴です。

銃の変わりに常に持ち歩いているのがアーミーナイフで、その他いろいろ役立ちそうなものをナップサックに詰め込んで行動します。

そして冒険野郎マクガイバー最初のエピソードで登場したのがビクトリノックスのティンカースモールというモデルです。

正確には80年代当時はティンカーという名称でしたが、後にティンカースモールへと名称が変更されています。

現行品にもティンカーは存在しますが、ティンカースモールよりも一回り大きいサイズとなっています。

ティンカースモール (旧ティンカー) ティンカー (旧スタンダード・スパルタンPD) という認識で良いでしょう。

ティンカースモールには12の機能があり、ラージブレード、スモールブレード、缶切り、マイナスドライバー、栓抜き、ワイヤーストリッパー、穴あけ、千枚通し、プラスドライバー、キーリング、ピンセット、つまようじとコンパクトでありながら多機能なモデルです。

ノコギリやハサミが付いていないシンプルなマルチツールですがマクガイバーにとっては必要十分でしょう。

ティンカースモールは先日書いたEDCに最適なモデルにも食い込むほど完成度が高いので、末永く販売してほしいですがビクトリノックスの中では手に入りにくい印象です。

もしかしたら生産終了してしまったのかもしれません。

例え苦境に立たされても身の回りのもので何とかするという思考は時代を問わず通用しますし、非常時には強制的にそうせざるを得ない状況になるので、心の片隅にマクガイバーを置いておけば、いざという時でも冷静になれます。

マルチツールは専用の道具に比べて器用貧乏と言われがちですが、マクガイバーの前で同じことを言ったら失笑されるでしょう。

大切なのはマルチツールを扱う側の熟練度なので、物にケチ付けてる間はまだまだ未熟だと言うことです。

近年リメイクされたりもしていますが、やはり80年代頃の雰囲気をまとったオリジナルこそが最高のマクガイバーであり、時代を経ても輝き続けます。

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