Z-LIGHT (山田式Z型作業スタンド) 日本初のアーム可動式デスクライト (スタンドライト) は原点にして頂点


via Z-LIGHT

日本が戦後復興を果たし高度経済成長期に入ろうかという時期に、工場や作業場において手元作業の照度不足を解消すべく開発されたのが『山田式Z型作業スタンド』です。

工業化が進むなかで全体照明の他に手元を足らせる局部照明の必要性が高まっていましたが手付かずの状態でした。

照度不足は作業効率を低下させる大きな要因なので、まさに経済の発展に直結する問題です。

そこにいち早く目をつけたのが山田照明であり、今日まで山田式Z型作業スタンドをルーツに持つ『Z-LIGHT』が作り続けられているのもこの決断があったからです。

Z-LIGHTの"Z"はアルファベット最後の文字であり、これ以上のモノは存在しない究極のスタンドを育てたいという願いから命名されました。

どんなものにも当てはまりますが最初に生み出されるものにはとてつもないエネルギーが込められており、それを模倣した二番煎じが消え去っても元祖は生き残っている場合が多いです。

今では当たり前にあるアームを自由自在に動かして可動範囲内ならどこでも光源の位置を固定できる機能は当時としては革新的なものでした。

和室の机で読書する着物の女性とは似つかわしくないほど、当時からすでに洗練されたフォルムをしており海外のインテリア照明に引けを取りません。

もともと業務用なので無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインと耐久性を兼ね備えているので、家庭用としても幅広い場所で馴染みやすくしっかりと実用性があります。

時代は白熱電球から蛍光灯を経てLEDへと移り変わっていますが、常に時代の変化と向き合い昔ながらの良さを残しつつも新しい照明を生み出し続けています。

人間が日没後も活動するようになってから相当な年月が経ちましたが、この習慣が無くならない限り需要が失われることはありません。

むしろ日中もデスクワークなど室内で作業することが増えたので、人間と照明の関係はより密接になりました。

自宅の部屋にいる時間が増えて机や椅子だけでなく照明にもこだわりたい人が増えています。

デザインが気に入って買った照明でも明るさが今ひとつですぐに壊れてしまっては意味がありません。

やはりデザインと実用性のバランスが取れた照明こそが本当に買うべきものだと思います。

時代の潮流としても広い部屋を昼間のように明るくするより、間接照明やデスクライトで落ち着いた雰囲気の空間を演出する方が心地よいので、Z-LIGHTの魅力が存分に発揮される環境です。

昔の人が月明かりで勉強や読書をしていたように、手元を優しく照らしてくれるデスクライトさえあれば、長い夜でもゆったりと自分の時間を過ごせるでしょう。