※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ソーヤーミニ (SP128) とマイクロスクィーズフィルター (SP2129) の違い

SAWYER (ソーヤー) は携帯浄水器を代表するブランドですが、小型のソーヤーミニ (SP128) と一回り大きいスクィーズフィルター (SP129,SP131) が主力商品でした。

しかし2019年に突如スクィーズフィルターを小型化したようなマイクロスクィーズフィルター (SP2129) が発売されました。

このサイズになるとソーヤーミニと競合する可能性があり、製品として中途半端な印象です。

価格的にもそれほど差がないためユーザーがどちらを選ぶか迷ってしまうことは否めません。

この2製品は具体的に何が違うのかスペックを比較しながら検証していきます。

ソーヤーミニ (SP128) マイクロスクィーズフィルター (SP2129)
発売開始 2014年 2019年
サイズ 全長13.5cm, 最大部分の直径約3.5cm 全長12cm, 最大部分の直径約4.5cm
重量 約55g 約53g
フィルター素材 ホローファイバーメンブレン (中空糸膜)
フィルター孔サイズ 0.1ミクロン
ろ過能力 38万リットル 38万リットル+α
除去率 バクテリア:99.99999%
微生物:99.9999%
グラビティシステム なし あり
定価 3,600円+tax 4,000円+tax
付属品 0.5Lパウチx1, ストローx1, 洗浄用注射器 (針なし), 日本語説明書兼保証書 1Lパウチx1, ストローx1, クリーニングカップリングx1, 洗浄用注射器 (針なし), 日本語説明書兼保証書

まず前提としてマイクロスクィーズフィルターの方がソーヤーミニよりも5年後に発売された製品なのでいろいろな面で使いやすくなっています。

この2製品を比べるうえで一番大きな違いはグラビティシステムの有無でしょう。

グラビティシステムとは重力を利用して自然に濾過できる仕組みで、ソーヤーミニでは外部から圧力をかけないと濾過できませんでした。

濾過中は人が付きっ切りになるのに対して、重力で濾過できれば放置しても自然に濾過された水が得られます。

これは元のスクィーズフィルターからしっかりと継承されたマイクロスクィーズフィルターの強みと言えます。

次に携帯浄水器を何度も利用しているとフィルターの目が詰まりろ過能力が低下するので洗浄する必要があるのですが、マイクロスクィーズフィルターにはクリーニングカップリングというパーツが付属されています。

このパーツを使えばペットボトルと本体を接続して、ペットボトルを押す圧力でフィルターを洗浄することができます。

どちらの製品にも専用の注射器が付いていますが、持ち運ぶ際に少し邪魔になるので、もしペットボトル飲料を持っていくならクリーニングカップリングだけで洗浄できるので便利です。

キャップも以前は透明のキャップを外して白い吐水口を引っ張ると開く、洗剤容器のようなタイプでしたが、パカッと開くタイプに改良されました。

好みは別れますが透明なフタを失くしそうなので、ワンアクションで開いて本体と分離しない方が良さそうな気がします。

なので画像と違うからといって決して偽物ではなく改良バージョンなので安心してください。

フィルター素材は同じなのに水を濾過する速度もマイクロスクィーズフィルターの方が速いのでほぼ上位互換と言えます。

Sawyer Micro squeeze speed test Vs Sawyer Mini speed test -Flow Rate Test-

さすがに価格はソーヤーミニの方が若干安いので、緊急時のためになるべく安くそろえたい場合にこの価格差をどう判断するかによります。

すでにソーヤーミニを持っている人がわざわざ買い換えるほどのメリットがあるかは微妙ですが、新たに携帯浄水器を買う人はマイクロスクィーズフィルターの方が使いやすいと思います。