防水マッチの作り方 ロウソクやマニキュアを使って簡単に自作できる
火打ち石ほど古典的ではないけどライターよりは歴史の古いマッチという道具。
今のようにガスや電気で簡単に火を使える生活ではなかった時代にはマッチが大活躍していました。
普段の生活でマッチを使う機会は減りましたが、アウトドアや防災グッズとしてマッチは欠かせません。
マッチの弱点は湿気たり水に濡れると着火できないので、水辺での活動や水害に備えて防水マッチを用意しておくと安心です。
市販の防水マッチは本数が少ない割に高いので、たくさん備蓄しておくと結構な金額になってしまいます。
普通のマッチを防水ケースに入れて保存しておく方法もありますが、より確実なのは防水マッチです。
市販の防水マッチ以外の選択肢となると自作する方法があり、安価なマッチを防水マッチにすることができるのでかなりお得です。
防水マッチの作り方としては火薬部分を湿気や水分から防ぐためのコーティングを施す必要があります。
コーティング剤としては溶かしたロウソクやマニキュアなど水を弾く液体を塗布して乾燥させれば作れます。
市販の防水マッチはより長時間燃えるように火薬部分が多かったり、マッチと言うよりは手持ち花火のような燃え方をします。
また燃えた状態で水に浸しても火が消えないという特徴があります。
たしかに凄い性能ではありますが、冷静考えてそのようなずぶ濡れの状態では例えマッチの火が消えなくても薪が濡れるので火起こしはできないでしょう。
耐水だけでなく耐風性能も高いはずですが、あまり風の強い時間に火を使うのは危険です。
燃焼時間を伸ばすにはマッチよりも着火剤をしっかりと用意した方が確実です。
普通のマッチの燃焼時間で着火できる着火剤でないとそもそも使い物になりません。
火起こし自体ライターやチャッカマンを使うことがほとんどですが、いざという時にガス切れだったり低温に弱い面があるのでサブの着火具として防水マッチがあると不測の事態を回避できます。
数本だけ携帯するならより軽量化できるので、アルトイズ缶のような最小限のEDCにも入れやすいでしょう。
ファイヤースターターと着火剤という組み合わせもありますが、ファイヤースターターは火花を発生させるだけなので、着火剤がある程度着火しやすい素材でないといけません。
マッチは火薬に付いた火を移す感じなので着火剤の選択幅が広いです。
防水マッチを自作できるようになったら市販品はとても高く感じるでしょう。
一度防風性能やケース目当てに防水マッチを購入してみるのも良いですが、防水ケースを再利用できるのも自作するメリットです。
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