脱プラスチックが進む世界で個人レベルの代替品を考える

最近になりグローバル企業や国家までもが脱プラスチックへ向けた政策を打ち出しています。

権力者が一度大きく舵を切るとその他大勢も追随せざるを得ない状態になります。

今まで見て見ぬ振りをしてきた問題ですが、いよいよ待ったなしの段階まで深刻化してきたという事でしょうか。

日本近海を泳ぐ小魚の群れからもマイクロプラスチックが見つかっており、捨てたはずのプラスチックが再び戻り人間の体内にまで入り込むことに因果応報を感じます。

プラスチックストローから始まり次々と使い捨てプラスチックが代替品に置き換わっていくでしょう。

そうした大きな時代の潮流のなかで個人レベルで脱プラスチックを考える機会も増えていきます。

意識の高い人は身の回りにプラスチック製品がほとんどないという人もいるでしょうが、PCやスマホを置き換えることは困難なので少なくともネット上には存在しないでしょう。

PCやスマホを持たずにブログやSNSの更新をネットカフェで行っている猛者がいたら感服しますが(笑)

プラスチック製品には比較的置き換えやすいものとそうでないものがあり、置き換えた方が見た目や性能で優れている場合があります。

これはプラスチック製品の多くが性能重視ではなく安価に大量生産できることを理由に作られている背景があるからです。

個人レベルにおける脱プラスチックはそうしたコスト重視のものから置き換えていくと無理なく減らせて生活の質も向上します。

目先の安さや手軽さだけに捕らわれず、長いスパンで愛せるものを選ぶことが脱プラスチックへの第一歩です。

置き換えやすいプラスチック製品

洗濯バサミ

洗濯バサミは最も置き換えやすく使い捨て感覚で買い溜めする人が多い製品です。

よく売っているプラスチック(ポリプロピレン)の洗濯バサミは耐候性が低いので、使っていると次第に劣化して負荷のかかる持ち手の部分がパキッと折れてしまいます。

太陽光はまるでプラスチックの存在を否定するかのように、紫外線で急激に劣化させてくるので折れては買い足すの繰り返しです。

昔の洗濯バサミは木材に切れ目を入れただけのシンプルな構造でバネも付いていません。

ステンレスやアルミで作られたバネ付きの洗濯バサミは非常に長持ちするので近年見直されてきています。

劣化してみすぼらしくなるプラスチック洗濯バサミとは違い、使い込むほどに味が出るのが木製や金属製の魅力です。


Donix 洗濯ばさみステンレス 12個セット

物干しハンガー

洗濯バサミといっしょにそろえたくなるのが物干しハンガーです。

部屋干しする時にはどうしても視界に入るものなので、ステンレス製の方が見栄えが良いです。

全体に負荷がかかる分一ヶ所割れると次から次に割れていき最後はバラバラになるので丈夫な金属製の方が安心です。


ピンチハンガー Fengz ステンレス 52ピンチ 予備ピンチ付き

ヘアブラシ

プラスチックのヘアブラシに比べ動物の毛や木材で作られたヘアブラシは静電気が起きにくい特徴があります。

また天然素材そのものに含まれる油分が髪に艶としなやかさを与え使い込むほど髪が綺麗になります。


Orienex ヘアブラシ 木製櫛

しゃもじ

ご飯が引っ付きにくいようエンボス加工されたプラスチック製しゃもじが売られていますが、多少手入れが面倒でも木製しゃもじにしかないメリットがあります。

何と言ってもご飯をよそう時に木の香りを感じられ、手入れをすれば長持ちします。

プラスチックのしゃもじは炊飯器の熱で溶けてしまうことがあり、毎日使うものなので健康被害が気になります。


マーナ 国産ひのきの立つしゃもじ

バケツ

世の中プラスチックバケツで溢れかえっていますが、ひと昔まえはトタンやブリキのバケツが主流でした。

今では時代が一周したのか古臭いバケツというよりもおしゃれアイテムとして人気があります。

ちょっと部屋の片隅に置かれているバケツでもプラスチックと金属では佇まいが違います。

耐久性も抜群なので実用性に優れていることが置き換えやすさに繋がっています。


尾上製作所(萬年) 日本製トタン バケツ 5号

計量カップ

プラスチックの計量カップだとどうしても使っていくうちに細かな傷ができ、そこから雑菌が繁殖しやすいのでガラスや金属の方が衛生的です。

耐熱性のある強化ガラスなら電子レンジで加熱することもできるので計量以外にも役立つ場面が多いです。

もちろん見た目の質感も良いので置いておくだけでインテリアになります。


PYREX メジャーカップ 500ml

タッパー(保存容器)

どこでも売っている安いタッパーを買ってしまいがちですが、こちらも意外と柔らかく傷が付きやすい素材なので食品の保存に向いているかは疑問です。

ガラスやホーローの保存容器に置き換えると何となくきっちり保存しようという気分になります。

キッチン用品は直接口に触れるものが多いので、置き換えの優先順位が自然と高くなります。


iwaki(イワキ) 耐熱ガラス 保存容器 システムセットパック&レンジ グリーン

スポンジ

天然海綿・ヘチマ・亀の子たわし・セルロースなど代替品が豊富にあるので置き換えやすいです。

発泡プラスチックの破片が直接下水へ流れていくことを考えると、あながち無視できない道具です。


吸水 速乾 セルロース 台所スポンジ ホワイト 6個セット(2個組×3)

まとめ

身の回りにはプラスチック製品で溢れているため、紹介したものはほんの一部に過ぎません。

あれもこれも手当たり次第に置き換えていたら出費がかさんでしまいます。

既存のプラスチック製品がくたびれてきたら少しずつ長く使えるものに置き換えることで無理なく脱プラスチックできます。

なかにはプラスチックの方が明らかに優れている製品もあるので、一丸にプラスチックが悪とも言えません。

プラスチックが普及する以前から存在するものについては必ず代替品があるので、そういうものと比較してどちらを選ぶべきか考えるのも大切な作業です。

いつか歴史の浅いPCやスマホ(またはそれに替わるデバイス)もプラスチックフリーになる時代が訪れたら本当の意味で個人レベルでの脱プラスチックを達成できるでしょう。


いいね(39) 2018年 10月号 [雑誌] (月刊クーヨン増刊)