レゴのミニフィグを人体解剖模型にしたジェイソン・フリーニーのアート作品

キャラクターに命を吹き込む作業は作者にとって最も重要な役目です。
リアルな動作や生き生きとした表情でキャラクターの善し悪しが決まるほど神経を注ぎますが、完成されたキャラクターを解剖することでまた違ったリアリティを追求するアーティストがいます。
ジェイソン・フリーニーというアーティストは彫刻・CGプリント・トイデザインの分野であらゆるキャラクターの中身を露出されることで独自の美学を表現しています。
真っ二つにされたヒゲの配管工や皮を剥かれ骨や内臓があらわになった夢の国のネズミなど彼の好奇心を誰も止めることはできません。
レゴのミニフィグのなかでもレトロな黄色のスマイルヘッドはいつもほほ笑みを浮かべており、癖のない表情はあらゆる場面で使いやすいデザインでした。
そんなスマイルヘッドもジェイソン・フリーニーの手にかかれば、血の通った生々しい生命体へと生まれ変わります。

彼はデフォルメされたガイコツをはめ込んだCGプリント作品も作っていますが、それに飽き足らず実際によりリアルな人体解剖模型まで作ってしまいました。
小さいモデル (高さ5 x 幅3.25 x 奥行き1インチ)と大きいモデル (高さ12 x 幅8 x 奥行き2.25インチ)の2種類があり、小さいモデルは16個と大きいモデルは40個以上の部品で構成されています。
フィギュアは玩具として乱雑に扱われることもありますが、これだけリアリティを持たせると物ではなく生命体として扱うようになります。
イラストやアニメ上では骨格や筋肉まで意識して描かれていますが、ただ型にはめられたプラスチックのフィギュアではどうしても無機質になります。
中身も精巧に作り込むことでプラスチックの塊からキャラクター本来の魅力を損ねないフィギュアになるのではないでしょうか。

既存のイメージから脱却して新たな面白さを発見するのはモダンアートに分類されるのかもしれません。
昔は小学校の授業でカエルやフナの解剖がありましたが、最近では生徒はおろか教師もまともに解剖できる人は減っています。
国際社会でも動物を犠牲にしない教育が主流になってきていますが、生き物の体がどのように出来ているか知る機会は必要です。
人体解剖模型はそうした骨格や内臓を観察するのに適しているので、馴染みのあるキャラクターと人体解剖模型を融合させたジェイソン・フリーニーの作品はとても興味深いです。
Jason Freeny Brick Man Anatomical Puzzle (リンク切れ)











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