使い捨てプラカップが無限にリサイクル可能なアルミカップへ変わる Ball Aluminum Solo Cups

パーティーやお祭りなど大勢の人が集まり飲み食いする場所で活躍するのが使い捨てのプラカップや紙コップです。

紙コップは置いておいてプラカップは自然に帰らないプラスチック素材なので持続可能な社会を目指す際には障壁となります。

たかがプラカップといえど毎年のように生産され積もり積もったらとてつもない量が捨てられています。

特にアメリカでは使い捨てカップのことを素材に関係なくソロカップと呼ぶそうです。

Solo Cup Company(ソロカップカンパニー)社が販売する赤いソロカップがパーティーのシンボルとなっており、カントリーシンガーのToby KeithがRed Solo Cupという曲を作ったほどです。

アメリカ人は非常にパーティー好きな国民性なのでソロカップも相当な需要があるはずです。

そのパーティーカルチャーに切り込んだのがBall(ボール)社で、使い捨てることなく何度でも使用できリサイクルも可能なアルミカップを開発しました。

Ball社といえば密閉ビンのメイソンジャーが有名ですが、実は金属缶・金属容器業界の世界シェアNo.1企業でもあります。

2019年はペプシとコカ・コーラがそろってアルミ缶でミネラルウォーターを販売することを発表し、PETから缶への移行が進みそうな流れが増えてきました。

プラスチックが市場をリードしてきた時代は終わり、アルミニウムなどよりリサイクルしやすく環境に優しい素材が見直されてきました。

Ball社が主張するアルミカップの利点

  • アルミ缶の世界的なリサイクル率は69%で、世界で最もリサイクルされた飲料容器となっています。
  • アルミニウムは品質を損なうことなく無限にリサイクルできます。
  • アルミ缶と同じように、アルミカップはわずか60日でリサイクルして消費者の手に戻すことができます
  • これまでに製造されたアルミニウムの75パーセントは、現在も使用されています。
  • 消費者の78%は、今後5年間で飲料ブランドが環境に優しい容器を使用することを期待しています。

赤いソロカップは1つ約17セントで入手できるのに対して、アルミカップの初期価格は25セント程度と若干割高です。

しかしプラスチックを嫌う消費者が増えるにつれてアルミカップが主流になっていくのではないでしょうか。

紙コップとの違いは繰り返し洗って使えること、そして海へ捨てられてたとしても水に浮きにくいため海洋生物への被害が抑えられることです。

これまで赤いソロカップで安定した利益を得ていたSolo Cup Company社はBall社の参入により戦々恐々だと思います。

環境保護に前向きでない企業は改革を迫られ、それに対応できないと淘汰されるという時代になりつつあります。

実際にプラカップからアルミカップへ移行してどれくらい効果があるかはわかりませんが、そのような風潮に逆らうのは困難です。

少なくともBall社は先を見すえた積極的な投資を行っている企業であることは間違いないでしょう。