Microsoft IntelliMouse スクロールホイールを初搭載したボール式マウスの完成形

Photo by yuki_september
パソコンを操作する時に無くてはならないデバイスといえばキーボードとマウスですが、あまりこだわりの無い人は付属品のマウスをそのまま使っている人も多いでしょう。
マウスにこだわりを持っているのは主にパソコンでゲームをする人や仕事でハードに使用する人などです。
今でこそ様々なメーカーがゲーミングマウスを開発して種類が豊富にありますが、一昔前まではゲーミングマウスという概念がなくメーカーも限られていました。
そんな時代に燦然と輝く存在だったのがマイクロソフトのインテリマウスでスクロールホイールを初めて搭載したモデルです。
左ボタンと右ボタンの間にスクロールホイールを配置したデザインは四半世紀を経てもスタンダードであり、インテリマウスが後世に与えた影響は絶大です。
インテリマウスはまだ光学式マウスが登場する前に作られたので、いわゆるボール式マウスと呼ばれる仕組みで動作します。
トラックボールマウスは知っているけどボール式マウスは見たこともない世代も増えており、時代の移り変わりの早さを実感します。
今でも学校や昔ながらのオフィスなどでひっそりと使われているケースがありますが、新たにボール式マウスを買おうとしてもAmazonですら買えないほど姿を消してしまいました。
インテリマウスは茄子のような独特の形状をしており、それが持った時に手にフィットして今でもインテリマウスしか使わない人もいるようです。
マイクロソフトがWindows 95によって世界を圧巻した時代に作られた製品なので、品質に一切の妥協がなく明らかに現代のマウスとは作りが違います。
マイクロソフトやロジテック (ロジクール) のボール式マウスが今でも生き残っているは、それだけ高品質な製品であることの証です。
ロジクールは現在でもゲーミングマウスを中心に革新的なマウスを作り続けていますが、マイクロソフトはそこまでマウスに注力しなくなったのかパッとしない製品が多いです。
光学式マウスと比べてボール式マウスは使いにくいかと言われると、こまめに掃除すれば現在でも十分に使えるデバイスだと思います。
デジタルやソーラーの時計が登場してもなお機械式時計の愛好家がいるように、ボール式マウスでしか味わえないメカニカルな操作感を好む人もいます。
光学式マウスでも無線であれば電池交換する必要がありますし、有線でもホコリや垢が付着するので完全にノーメンテとはいきません。
マウスパッドも汚れたら洗うようにボール式マウスもボールを取り出して掃除するだけのことです。
学校など子供が使う環境ではマウスからボールを取り出して紛失させる被害が多かったので、それも光学式マウスが普及する後押しになったようです。
インテリマウスはその後IntelliMouse Explorer 3.0で光学式マウスの到達点を迎えてから生産終了するも、2017年にClassic IntelliMouseとして生まれ変わりました。
2019年には上位モデルのPro IntelliMouseも発売されてインテリマウスの遺伝子が引き継がれています。
現代のテクノロジーを組み込んだインテリマウスなので愛好家なら買って損しないですが、価格的には普通にゲーミングマウスを買ったほうが満足度が高い可能性があります。
シンプルで落ち着いたデザインなのでオフィスなどで使うには適しています。
もし実家の押入れや偽物も多いですがリサイクルショップの中古品などで茄子型のマウスを発見したら、ぜひ手元に置いておくべき名機です。
光学式マウスはこれからも様々な製品が作られていきますが、ボール式マウスは現存するものだけで新たに作られることはないので、大切に残していきましょう。










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