カリンバ(ハンドオルゴール・親指ピアノ) 両手に持ち爪で弾いて奏でる小さな楽器

Kalimba(カリンバ)というあまりメジャーではない楽器があり、ハンドオルゴールや親指ピアノとも呼ばれています。

両手で軽々と持ち上げられるほど小さくて軽い楽器で、まるでオルゴールのような優しい音色を奏でます。

もともとアフリカの楽器でオルゴールのルーツとも言われており通りでよく似ているわけです。

オルゴールはあらかじめ決められた曲しか演奏できませんが、カリンバは人の手で演奏するので曲数が無限大です。

演奏は一見簡単そうに見えて癖が強くピアノで鍵盤に値する金属の棒が音階によって片側から順番にではなく左右交互に並んでいるのでポジションが覚えにくいです。

ピアノをすらすらと弾ける人でも初めて楽器を触る時のような苦戦を強いられます。

構造がわりとシンプルなためヘアピンなどを使って手作りカリンバを作って遊んでいる人もいるようです。

ルーツをたどれば空き箱や金属片などを利用して各自好きなようにカリンバを作っていたので、設計上これといった決まりはありません。

通常金属の棒が中央へ行くほど長くなっており、その方がバランスよく見えるのでそう配置されているのだとは思いますが、自作すると極端に言えば配置も自分好みに変えられます。

弾けるキーが増えれば増えるほどより複雑な演奏ができ幅広い曲に対応できます。

こんな小さな楽器から発せられたとは思えないほど奥行きのある透き通った音色で、心が安らぐような音楽をどこでも演奏できます。

高額なチケット代を払って聴くグランドピアノの演奏は当然素晴らしいですが、アフリカ人がゴミになる素材を組み合わせて作る楽器で陽気に演奏する姿を想像すると、音楽の価値は必ずしもお金だけでは計れません。

先ほど演奏するのは難しいと説明しましたが、指先で優しく弾くだけで誰でも綺麗な音を出せるので、最初の音を出すところからコツがいる楽器に比べれば簡単だとも言えます。

もともと何かしら楽器の演奏経験がある人ほど型にはまって難しく感じるかもしれませんが、音楽というものは本来もっと自由なもので感情の赴くままに指を動かせば良いです。

それほど大きな音が出るわけでもないので周囲に迷惑をかけることなく演奏でき、電源や電池も不要なので演奏する場所を選びません。

カズーや口琴などもそうですがこうした小さな楽器って何とも言えない魅力があります。

共通して言えるのは綺麗な音を出すまでのハードルがとても低いことで、演奏する楽しさを感じながら遊べるので知識がない人ほど最初につまずく辛さがないです。

不快な音を出しようがない小さな楽器は音楽の自由さと楽しさをもっと世間へ広めてくれるでしょう。