Grandma’s Recipes おばあちゃんたちが幸せに生きるための料理と人生のレシピ

激動の時代を生き抜いてきたロックなおばあちゃんたちが作る料理動画シリーズ『Grandma’s Recipes』
その中でも断トツの再生回数を誇るのが、長野県の山間に住む御年99歳になるまさみおばあちゃんのおせちです。
わずか10分ほどの動画ですが、8歳で親元を離れて働き詰めだったまさみおばあちゃんの人生を振り返りながら、昔から変わらぬ方法でおせち料理を作ります。
親戚一同が決めた結婚相手のもとへ嫁いで仕事と子育ての多忙な日々を送り、貧乏で決して自由な生き方とは言えない環境でも精一杯生きて平和に感謝する心は立派です。
人は何か特別なものへ憧れをいだきますが、99年間必死で生きて「平凡に生きちゃった」という言葉が自然に出るのは本当に幸せな人生だと思います。
もしかすると制約が多いほど小さな幸せを感じやすくなり、人生を通して多くの幸せを手にすることになるのかもしれません。
ぐうたらな生活をしている私には想像も付かない苦労をされてきたはずなのに、笑顔とキラキラした瞳で語りかけるおばあちゃんは日本の宝です。

お正月なので豪華絢爛なおせちも良いですが、自分の畑で採れた野菜や地元の魚を使ったおせちは質素だけれど昔から年に一度のご馳走だったでしょう。
戦時中も自らの手で食料を作り、地域の住民たちと協力しながら食い繋いできたたくましさを持っています。
現代の日本では有り余るほどの食料が簡単に手に入りますが、もしそうした日常が崩れ去った時に食い繋いでいけるかと考えるとあまり自信がありません。
企画・プロデュースをされている中村優さんは世界中の台所を取材して、歳を重ねたおばあちゃんたちにしか出せない味に触れることで幸せに生きるヒントを探求しています。
閉塞感の漂う世の中で昔から培われてきた穏やかな手料理の文化に目が止まるのも自然な流れです。
毎日の食事が長い歳月をかけて自分を形作っていくので、こうした心のこもった温かい料理を食べていると身も心も健全に育ちそうです。
日本は見かけ倒しの好景気で盛り上がる一方で、7人に1人の子どもが貧困に喘ぐ現実があるので、そうした子供たちが将来どのように社会へ影響を与えていくのか気になるところです。
おばあちゃん世代でも食糧不足でまともな食事はなかったですが、手作りの餅とコンビニおにぎりでは愛情のこもり具合が大違いです。
栄養よりももっと大切な何かが欠けているとしたら早急に改善しなければなりません。
いつの時代も振り返れば激動になるのですが、その中でも特に戦争を生き抜いてきた先輩サバイバーとしてまだまだ教わることが多いので、しっかりと人生経験を積んだおじいちゃんおばあちゃんには健康で長生きして欲しいです。










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