季節に合わせた服装のカラーコーディネートで自然なオシャレを楽しむ
目次
色を絞って服選びの迷いを減らす
今後新しい衣類を加える場合は季節に合わせてある程度カラーコーディネートしていこうと思います。メンズファッションの配色をおおまかに9色に絞って着用する季節をグラフ化した図が上の画像です。
レディースだともっと配色が増えるかと思いますが、メンズはこのくらいまで絞っても不自由なくコーディネートできると思います。必ず使わないというわけではなく、あくまでその季節のベースカラーとして適しているということです。
食べ物でも旬の味覚が一番なように季節ごとにファッションカラーも変化させたほうが自然なオシャレを楽しめると思います。こうして図にしてみると秋は9色中8色が使用可能なことがわかります。
色ごとの特徴などを見ていきましょう。
○ ホワイト
最も基本となる色で季節を問わずに着用できます。他の他の色との繋ぎとして全体をまとめる効果もあります。オックスフォードシャツなど年中着続けられる服は必須です。
【シャツ・スニーカーなど】
● グレー
こちらのベースカラーとなる色で強い色でもうまく抑えて浮かないよう調整するのに有効です。マフラーで1色選ぶならグレーが一番使いやすいと思います。
【マフラー・カーディガン・ジャケット・ニット帽など】
● ブラック
ホワイトやグレーと並んでモノトーン系は他のどの色にも合わせやすい色ですが、今回は秋冬のみに絞りました。暖かい季節にブラックをベースにすると暑苦しい印象になりやすく、実際に日光の熱を吸収するので特に真夏は控えめにするのが無難です。
【ジャケット・ハット・ブーツなど】
● ベージュ
ホワイトに近く淡い色合いなので年中通して使えます。オシャレな人はこうした淡いトーンで全体を調整するのが上手いです。ベージュのチノパンは汎用性がありすぎて最近では大学生の量産型ファッションアイテムとして大人気ですね。
【チノパン・セーターなど】
● ネイビー
海軍(Navy)の制服の色が濃紺だったことからそのまま色の名前になったようです。あくまで寒色なので冬場にメインに使うとちょっと寒そうな印象をうけるかもしれません。なんといってもマリンスタイルには欠かすことのできない色です。
同じく海軍由来の防寒着Pコート(ピーコート)の基本色もネイビーなので冬でも別に問題ない色なんですけど、より暖かみのあるコーディネートのために絞り込みました。
【ピーコート・ハーフパンツ・ジーンズ・スニーカーなど】
● ブラウン
ブラウンで一括りにしてしまいましたが、焦げ茶やキャメルなども茶系でひとまとめにしました。一年中使えますがどちらかというと寒い季節のほうがしっくりくるので夏のメインカラーからは外しました。
革製品がこのブラウン系に多く当てはまり、秋冬は広い面積に使えば落ち着いた暖かみのある印象を与え、夏でもベルトや小物に使えばよいアクセントになります。
【革靴・ベルト・コートなど】
● ワインレッド
ネイビーと対極的な色として暖色を入れています。赤に近い色から紫に近い色もしくは茶系に近い色まですべてまとめてワインレッドとしましたが、秋冬にこうした暖かみのある色を取り入れていくと季節感が出てよいです。私もワインレッドに近い色のウールセーターを買いましたが重宝しています。
【マフラー・セーターなど】
● ライトブルー
正直そこまで必要な色でもなかったですが春夏の色が少なく感じたので入れました。淡い色のホワイトやベージュと相性がよく、春先から夏くらいまでが旬の色ではないでしょうか。
【シャツ・ジーンズなど】
● カーキ
ミリタリー系ファッションと言えばまずはカーキが思い浮かぶと思います。落ち着いた色なのでいつでも着られますが、今回は夏のメインカラーからは外しました。春や秋など季節の変わり目で快適に動き回れる時期によく似合う色です。
私もミリタリー系ファッションは大好きなのでM-65やカーゴパンツなどでカーキを取り入れています。海軍がネイビーなら陸軍はカーキのイメージです。
【ジャケット・カーゴパンツなど】
Photo by epSos .de
季節感の意識する
コーディネートで失敗しがちなのがメインカラーに奇抜な色を選んでしまうことです。一時の流行や主張するために着用することはよいですが、長いスパンで考えた場合にはしっかりと安定感のある色を軸としたほうが後悔しなくて済みます。
色を絞ることで自然とコーディネートに統一感が生まれ、意識せずともオシャレに見えるものです。流行や時代に左右されないオーソドックスな服を優先して選ぶべきです。
部屋に大きなクローゼットがあり、好きなだけ服を買えるだけの資産を持っていれば自由ですが、シンプルライフとは逆行する流れになるので推奨はしません。
私は完璧にこのルールを守ってはいません。冬でもダークブルーのダウンジャケットを着ることもあります。夏でも黒のTシャツを着てしまうこともあります。これから服を買い替えていくにしたがって徐々に移行していければよいと考えています。
ガチガチのルールにしたがっても楽しくないので、ゆるめのルールで服選びに困ったら図を見返して参考にする程度でも十分な効果があります。
とは言いつつも世の中は季節感のないコーディネートで溢れています。カジュアルな着こなしであればそれほど気にする必要は無いという意見もあります。
旬の味覚にしても今はハウス栽培で育った野菜や果物が店頭に並んでいます。旬を気にせずともいつでも食べられる反面、旬の味覚を味わうという意識が薄れてしまいました。
ファッションもこれまで書いてきたことなど気にせず自由な着こなしでも間違いではありません。しかしちょっとだけでも旬の色を意識するとそれだけで周りと差がつけられます。
まとめ
配色と素材あとはサイズを気にするだけで、コーディネートに失敗することが無くなります。私はファッションの専門家ではなく特別オシャレでもないですが、季節感を常に意識しながら服を選んでいます。
動物は服を着ることもなく勝手に毛が生え変わりますが、人間は自分で服を選んで着替えなくてはなりません。毛がうまく生え変わわらなければ機能不全に陥るので、人間でも衣類は生活するうえで重要な要素です。
春夏はアメリカントラッド(アメトラ)やアメリカンカジュアル(アメカジ)
秋冬はアメトラに加えてブリティッシュトラッド(ブリトラ)を取り入れるのがよさげです。真夏以外はイタリア風にジャケパンもいいですね。
これら普遍的なスタイルは年齢問わず着こなせるので、長く着続けられる服を選びさえすれば流行に左右されずにコーディネートすることができます。
オーソドックスなだけに選択の幅も広いので迷ってしまいがちですが、そんなときにこそ季節感を意識すれば自然と身にまとう服装も洗練されていくでしょう。
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