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WINGED WHEEL (別所ランプ) 日本で唯一のランプ職人が作る国産ハリケーンランプ


via camp-fire.jp

かつて電気のなかった時代には生活必需品とされ、特にハリケーンランプは優れた防風性能を持ちランプの完成形と言えます。

嵐の中でも消えない構造はアウトドアでの活動に適しており、使い勝手の良さから国内でも多く製造されていました。

しかし時代の流れによって電化製品に押され、オイルショックも重なり次第に姿を消していきました。

国内メーカーが次々に廃業する中で日本で初めてハリケーンランプを作った別所ランプ製作所も2003年まで耐え抜きますが事実上の倒産に追い込まれます。

これで国産ハリケーンランプは消滅したかに思われましたが、その4年後にWINGED WHEELが設立され消滅を免れました。

さらに4年後の2011年にWINGED WHEELを支えていたランプ職人が亡くなり再び窮地に立たされます。

ランプ職人がいなくなれば会社の存続は不可能でしたが、そこで立ち上がったのがWINGED WHEEL創業者である別所二三子さんの実娘にあたる別所由加さん。

当時は大学生でランプ職人になるなど微塵も思っていませんでしたが、直感的にランプを残さなければならないと家業を継ぐことを決意しました。

未経験の女性で昔ながらの町工場なので製造マニュアルなどもなく、すべて自分でいちから調べなければ作れません。

日本では少子高齢化によって跡継ぎが現れずロストテクノロジーになっていくケースがこれから増えていくでしょう。

現在では国内で唯一のランプ職人となりましたが、まだ国産のハリケーンランプが作られ続けていることに喜びを感じます。

ハリケーンランプは雨風の影響を受けにくいのはもちろん、初心者でも簡単に使えてタンクの容量も大きいので燃焼時間が長いのが特徴です。

また電気の明かりでは味わえない炎の温かみを感じることができ、せいぜいガスコンロの青白い炎くらいしか日常的に見ない現代人にとっては癒やしを得られます。

近年のキャンプブームのおかげでハリケーンランプも脚光を浴びており、WINGED WHEELのハリケーンランプは予約5年待ちという状況です。

ネットでポチれば最短その日に配達されるくらい便利な世の中になりましたが、あまりに簡単に手に入るので届いた時の感動が薄れているような気がします。

逆に5年間待ち焦がれていたものが届いた時の感動は貴重な経験になると思います。

部品ひとつひとつすべて手作りなので、大量生産することができず需要に対してまったく供給が追いつきません。

とにかくハリケーンランプが欲しければアメリカのDIETZやドイツのFEUERHANDなど海外製でしっかりしたメーカーの製品を選べば間違いないでしょう。

今では実用品と言うよりは趣味のこだわりとして国産ハリケーンランプを所有したい人が多いのではないでしょうか。

2016年にはFLAME SENSEという日本製ランプブランドを立ち上げ、より現代のライフスタイルとマッチするオイルランプを提案しています。

キャンプブームがいつまで続くかわかりませんし、より企業を安定させるためハリケーンランプに留まらず国産ランプを残そうとする企業努力は立派だと思います。

100年以上前の製品でもほとんど構造が変わらずいじりようがないというほど完成されたハリケーンランプは、変化の激しい時代の中でずっと所有しておきたい安心感があります。