キャンプブーム終了のお知らせ コロナ禍が収束しにわかキャンパーの関心が薄れて下火になる
2010年代前半から盛り上がりを見せてきた第二次キャンプブームですが、2023年になり徐々に下火になってきている気がします。
現役キャンプ用品メーカー社長やキャンプギア業界人のキャンプレンジャー氏など内情に詳しい人物が動画で宣言されており、より信憑性が高まっています。
およそ10年ほど続いたブームがコロナ禍の収束と共に終りを迎えると予想していた人はどの程度いるでしょうか?
ソロキャンプやグランピングなどメジャーではなかったキャンプスタイルも脚光を浴び、たくさんのにわかキャンパーたちが入ってきました。
ソロキャンプについてはグループキャンプよりも自由度が高く、自分のペースに合わせて過ごせるので特にコロナ禍の3密を避けて楽しめるレジャーとして人気がありました。
しかし後片付けが面倒だったりキャンプ場が飽和状態で落ち着ける場所が少ないという欠点があります。
グランピングはそもそもキャンプギアを用意しなくても設備が充実しており、キャンプと言うよりは宿泊施設に近いので、旅行や他のレジャーができるようになると関心が薄れます。
個人的には2020年の夏にすでにピークを迎え、下降に転じたのが2023年ではないかと思っています。
キャンプブームの終焉によって今後起こり得ることやすでに起き始めていることについては下記のようなものが考えられます。
目次
キャンプブームの終焉の影響
新規参入者が減る
流行は始まりがあれば必ず終わりもあります。
それが最も顕著に現れるのが新規参入者の現象です。
どんなに盛り上がってもキャンプを辞める人は一定数いるので、増える人数よりも減る人数の方が多ければキャンプ人口も減っていきます。
キャンプギアの買い取りが増える
キャンプを始めたころはいろいろとキャンプギアを買い漁るのが楽しみのひとつですが、その熱が冷めてしまった人はメルカリや中古買取り業者で処分します。
買い取り数が増えるということはキャンプをやめる人が増えていることに比例します。
キャンプ場が潰れる
キャンプブームによって雨後の筍のように新しいキャンプ場が作られましたが、あまりに増えすぎるとパイの奪い合いになり、経営困難になると潰れてしまいます。
予約を取るのが大変だった人気のキャンプ場があっさり予約できるようになったら、キャンプブームの終焉が近いでしょう。
入手困難だったキャンプギアが買える
あれだけ入手困難だったLEDミニランタンのゴールゼロが今ではAmazonで普通に在庫があり、価格も下がってきています。
キャンプギア自体アウトドアの環境での使用を想定して作られているので耐久性が高くそうそう壊れるものではありません。
一通りキャンプギアが行き渡ると当然キャンプギアの売上げも落ち着いてきます。
状態の良い中古品が安価に買える
数回使っただけの中古品が大量に流れてくるので、これからキャンプギアをそろえたい人にとっては好都合です。
キャンプブームの終焉は決して悪いことばかりではありません。
キャンプ場が本来の落ち着きを取り戻す
にわかキャンパーが居なくなったキャンプ場は静かになり過ごしやすくなります。
キャンプブームに左右されない堅実な運営をしているキャンプ場が残るので、全体的にキャンプ場の質は上がるでしょう。
まとめ
キャンプブームによって市場が拡大し、キャンプギアが豊富になり、キャンプ場が増えてキャンプしやすい環境が急速に整備されました。
例えキャンプブームが終わっても確実に基盤は底上げされているので、キャンプ初心者にとってはキャンプギアが手に入りやすく、キャンプ場も空き始める今の時期がベストなタイミングかもしれません。
熱しやすく冷めやすいのが世の常ですが、キャンプは長く続けることでより楽しみが増える趣味なので、キャンプブームが終わっても細々と続けてほしいです。
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