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Playdate 手回しハンドル (クランク) を操作して遊ぶレトロ風味な携帯ゲーム機


Photo by Cool Material

携帯ゲーム機としてまず思い浮かぶのがゲームボーイだという世代にとって、好奇心をくすぐるような製品が登場しました。

Playdateは昔懐かしい感じと革新性を併せ持った魅力的なガジェットです。

長年MacやiOS向けのアプリを開発してきたPanicが新たな試みとしてハードウェアを発表すると瞬く間に世界中で話題沸騰。

奇しくも2019年の4月にゲームボーイは30周年を迎え、30年前には世界中の人々が小さなモノクロ画面を通してデジタル時代の波を感じていました。

制限が多くても創意工夫して画期的なアイデアが次々と生み出されていた活気ある時代でした。

Playdateは当時遊んでいた携帯ゲーム機の感触を呼び覚ますような体験をもたらしてくれます。

低解像度なモノクロ液晶に十字キーとABボタンというシンプルな構成に手回しハンドル (クランク)というユニークなパーツが加わった独特のデザインです。

ゲームは進化するほどより複雑化し、XYボタン・LRボタン・アナログスティックと物理ボタンが追加されていきます。

コントローラー部分に詰め込めるスペースと人が操作できる限界まで物理ボタンが占拠すると、今度はスマホやタブレットの登場で物理ボタン自体が排除されました。

最近では携帯ゲーム機すら持たずスマホアプリに熱中する人が増え、タッチスクリーンでの操作ばかりで物理ボタンに触れる機会が減っています。

また液晶画面にはバックライトすら付いておらず夜中プレイするには照明が必要です。

今では電子辞書でもカラー液晶が普通なのに、Playdateは一見すると時代を逆行しているような印象を受けます。

しかしモノクロとはいえコントラストが強く鮮明で電子ペーパー並の視認性があり開発者のこだわりを感じます。

何より実績のあるトップクリエイター達が新しい何かを作り出すために挑戦しているのが凄いです。

Playdateでもっとも特徴的なクランク部分はTeenage Engineeringとの共同開発で、Teenage Engineeringもポケットオペレーターなどユニークなガジェットを世に送り出しています。

急速にデジタルへ振れすぎるとアナログなもが恋しくなり、振り子ように揺り戻しが起こるのかもしれません。

こうした割り切った性能は他のゲーム機との競合を回避し、ゲームボーイのように時代を変えるような代物ではないが、ゲームを愛する者たちの夢とロマンが詰まったガジェットとしてぜひ成功してほしいです。


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