ミスト式ボトルアクアリウムでニューラージパールグラスの育成に挑戦!

アクアリウムでこれまで地を這うように茂る前景草を絨毯のように密生させるにはそれなりに時間をかけてやる必要がありました。

また水草がしっかりと根を張るまでは苔にもやられやすく、意外と気難しい種類が多いので絨毯になる前に失敗してしまうことも珍しくありません。

そんな時に京都精華大学水槽学部の顧問で有名な水槽レイアウターでもあるタナカカツキ氏が考案されたとされるミスト式がこれまでの常識を覆しました。

その手法は極めてシンプルで乾燥に弱い水草をボトルなどの保存容器や水槽であればしっかりとラップや蓋で密閉し、保湿しながら水上栽培した後に注水する方法です。

ミスト式のメリットは水換えやCO2の強制添加などの手間を加えなくとも光さえ当てればグングンと成長し、水中よりも絨毯になるまでの期間を短縮できることです。

水上で蓄えられたエネルギーは注水してからも水草の活力になるので、水中で成長した株よりも丈夫で環境の変化にも強くなるようです。

それを逆手に取って水草だけ入れた容器でもし調子を崩していたら、思い切って水を抜いて半水上化してやると元気を取り戻す可能性もあるでしょう。

環境の激変が水草の持つ生命力を最大限に引き出して、上手く環境に適応していくことを利用するのがミスト式の真骨頂です。

なぜニューラージパールグラスなのか?

前景草として有名な水草にはグロッソスティグマやキューバパールグラスやショートヘアーグラスなどがあります。

どれもしっかりとした設備が整った水槽であればミスト式との相性も悪くありません。

しかしボトルアクアリウムに限っては注水後の管理が難しい面があり、特にキューバパールグラスは水上では綺麗に茂っていても注水したらあっという間に溶けてしまうこともあります。

キューバパールグラスがもっと育てやすければ完璧なのですが、その美しさと気難しさがアクアリストを魅了しているとも言えます。

ショートヘアーグラスは水上でもそれほど成長が早くなくミスト式の恩恵を受けにくいので、最初から水中でも特に問題ありません。

ニューラージパールグラスはまだ歴史が浅いですが、他の前景草ほど気難しくなく適度な光があれば育ってしまうお手軽な水草です。

今のところ窓から差し込む自然光のみでそれなりに育っており、多少環境が悪くてもすぐに枯れてしまうことは少ないでしょう。

成長も早いのでミスト式の恩恵を十分に受けて緑の絨毯を作り上げてくれるはずです。

このボトルアクアリウムは半分くらい溶岩石が占めているので、絨毯という表現は微妙ですがソイルが隠れるくらい密生すると綺麗になりそうです。

傾斜をつけると遠近法で奥行き感が出るので背面にかなり盛り土をしてみました。

ボトルは昔100円ショップで目に止まり買ったもののずっと放置していたもので、身近にある透明な容器であれば何でも利用できます。

ソイルも10年以上前に買ったアマゾニアパウダーの残りが一向に使い切れません(笑)

ニューラージパールグラスは初めて育てる水草なので、いろいろなボトルや水槽に小分けにしてリスク分散をしています。

組織培養されたニューラージパールグラスが1カップ1000円前後で売られており、少し割高な気もしますが小分けにすると意外と量があるのでおすすめです。

水草育成用の照明で毎日安定した光を当てればもっと成長が早まると思います。

ニューラージパールグラスは水上葉でも綺麗なので、注水せずテラリウムとして楽しむのもありです。

なにげに密閉容器でテラリウムが一番手間いらずな管理方法ですが、夏場の蒸れが一番の注意点でしょうか。

蓋を開けて換気したり涼しい場所へ移動させるなど対策して夏を乗り切るしかありません。

夏を経験しないとニューラージパールグラスを完全に理解したとはいえないので、不注意で枯らさないよう気を配っていきます。


組織培養 ニューラージパールグラス(無農薬)(1カップ)


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