現代の世捨て人像を体現するYouTuber モノオキト 山暮らしと車中泊のモダンサバイバー

人付き合いが苦手でコミュ障な人は都会の息苦しさから開放されるために田舎暮らしに憧れる人も多いでしょう。

しかし田舎暮らし特有の濃密な人間関係からも距離を置きたい人がさらに自由な暮らしを追い求めると山暮らしに行き着きます。

どの時代にも既存社会から離れて世捨て人的な暮らし方を好む人は一定数いるはずでそれは現代でも変わりません。

YouTuberのモノオキトさんは現代の世捨て人像を体現するような生活をしており、その様子を動画で公開されています。

基本的に山奥の小屋で生活しながら大雪の降る冬の間だけ軽トラモバイルハウスで車中泊するというスタイルが確立されています。

ただ漠然と車上生活しているのではなく明確な理由があるのが斬新で、若い頃から海外でアウトドアな生活に慣れているためか違和感がありません。

当初は積雪からの逃避手段でしかなかった車中泊も某アニメを見てから考え方が変わり、オートキャンプ的な楽しみ方もできるようになりました。

季節に応じて自分の居場所を変えられることは己が自由である理由のひとつではないでしょうか。

勝手に現代の世捨て人と表現しましたが、決して社会を拒絶しているわけではなくほどよい距離感が保たれています。

自称ソロ山暮らしのモダンサバイバーと名乗っているので、その方がしっくりくる表現な気がします。

こうしたライフスタイルをされている方は全国にたくさんいると思いますが、世間的にはまだ貧相な暮らしという偏見は少なからずあります。

モノオキトさんの場合にはそのイメージを払拭するようなスタイリッシュさがあり、身に着けているものや使っている道具がどれも洗練されています。

またそれを引き立たせる動画編集技術の高さや人柄の良さが動画から滲み出ており、いま新作動画が楽しみなYouTuberのひとりです。

動画の落ち着いた語り口からとてもコミュ障だとは思えませんが、オフ状態になるとどっと疲れてしまうようで社会不適合者は外見からはわかりません。

そもそも世間から外れているから悪だという風潮がどうかと思いますが、ひと昔前よりも徐々にこうした暮らし方が認知されるようになってきました。

無意識に無理をして社会に適合しようとする万人の方が実は異常で、そうした社会が形成される要因なのかもしれません。

もうひとつ現代的な部分は小屋暮らしだからといってアナログな生活を好むのではなく、最新の電子機器やガジェットも大いに利用することです。

その結果として薪ストーブで温めたカレーを炊飯ジャーで炊いた飯にかけて食べるという不思議な光景が生まれるのです。

そしてネット環境があれば例え山奥でも世界中の人とコミュニケーションできるので、場所に因われない生き方がしやすい時代です。

思い描くけど実際にそれを実行する人は少数で、その中でさらに動画投稿するような人になるとかなり絞られます。

いつか日本でもこのジャンルで洗練されたYouTuberが登場するだろうとは思っていましたが、ついに現れたかという気持ちです。

皆がこの生活するのは不可能ですが三大都市圏の人口のうち数パーセントが都会から離れ地方へ散らばれば、もっと生きやすい社会になるのではないかと思います。

モノオキトさんの動画を通して既存社会にただ依存するのではなく、社会との関わり方は自分で調節できるのだということを学べます。

まだ現時点(2019年4月)でチャンネル登録者数1万ちょっとですが、これから確実に増えていくクオリティだと思うのでぜひチェックしてみてください。


社会不適合僧侶の究極ミニマル生活 くるま暮らし。