箸の正しい持ち方は見た目の美しさだけでなく使い勝手も優れている
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箸の持ち方で損をする
あなたは箸を正しく持って使えていますか?
しつけの厳しい家庭に育った人は必ず箸の持ち方を矯正されます。
別にしつけがそれほど厳しくなくても子供から大人になるタイミングで矯正するきっかけが何度かあるでしょう。
それらを潜り抜けて我流を貫いてきた人はある意味凄いことではないでしょうか。
第三者の目線から見た場合には箸の持ち方である程度育ってきた環境をうかがい知る事ができます。
他人の箸の持ち方なんてその人の自由だし、いちいち気にする方が野暮だという意見もあるでしょう。
これはファッションにも通じることで見てる人は見てるし無関心な人も当然います。
生活しているうえで出会う人たちには、できる限り悪い印象を与えない方が関係を良好に保てます。
冒頭の画像は箸の持ち方が汚い人代表の桑マン (桑野信義)さんですが、桑マンと聞くだけでまずこのイメージが頭をよぎるほど強烈なインパクトを放っています。
桑マンさんも近年になって料理番組に出演する機会があり、番組上ふさわしくないので矯正を促されたらしいです。
何十年も貫いてきたスタイルを大人になってから急に変えるのはなかなか大変だと思います。
矯正したことを知らない人には永久に箸の持ち方が汚い人として脳裏に焼き付くので、見た目の印象というのは馬鹿にできません。
たかが箸の持ち方程度でマイナスな印象を抱かれるのは非常にもったいないと思いませんか?
洗練された箸使い
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実は私自身もともと箸の持ち方が適当だったので過去に2度ほど矯正をしました。
1度目は小学生の頃に何となく周りと違う持ち方だったので自主的に矯正したという記憶があります。
もう少し大きくなったら親から注意されていた可能性はありますが、小学生の間は特に何も言われなかったので、まあまあ普通の家庭環境だったのかなと思います。
2度目は社会人になってからふと箸の持ち方に興味を持ち、ネットで検索すれば簡単にお手本が見られるのでそれを見て微調整をした感じです。
一見正しく持てているような人でも微妙に指の位置がおかしかったりするので、改めて自分の持ち方を確認すると気づきがあるかもしれません。
大人でも正しく箸を扱えるのは3割ほどしかいないそうなので、残り7割の人たちは少なからず無理な姿勢で食事をしていると言えます。
1度目も見よう見まねで直しただけでまだ我流の域だったのが、2度目の矯正でついに完成型として身に付けることができました。
正しい箸の持ち方は人類の長年の試行錯誤の成果なのか見た目の美しさだけでなく、箸先へ力を伝えやすく動かしやすいという特徴があります。
見た目の良し悪しだけではなく食事の時に余計なストレスから開放されます。
具体的には下の箸は親指の付け根と薬指で完全に固定させ、上の箸は鉛筆のように握り人差し指で押し付ける力が働くので食べ物をしっかりと挟めます。
2度目微調整前は人差し指が若干外側にズレていたので、指先の力を箸先へ伝える際にかなりのロスがありました。
正しい持ち方をするとすべての指が合理的に機能しており、最初にこの持ち方を編み出した人は凄いなと思います。
毎日扱うものだから大切に
日本で生活していれば毎日のように箸を持つ機会があり、日々の行いを見直すことは即座に実感として返ってくるので矯正する価値があります。
箸で細かな食材が摘めなかったり、煮物などを切ろうとしても上手く力が入らなかったりと、食事をするうえでの些細なストレスを感じているなら今すぐ矯正しましょう。
矯正は人から強制されるものではなく、自分が気持ちよく過ごすために行えばよいので、箸を上手に使って毎日楽しくご飯を食べましょう。
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