Creative (クリエイティブ) EP-630 格安でも中低音がしっかりと鳴るカナル型イヤホン

2017年1月7日

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※写真はEP-650

ほどよいイヤホンを探す

私は音楽を聴く時もPCを触っているときもほとんどイヤホンを着けています。そんな生活に欠かせないイヤホンですが先日故障しました。

2年ほど愛用していたイヤホンの片耳からの音量が極端に下がり、PC側で無理やり左右のバランスを変えて使っていましたが、それでも違和感があったので仕方なく買い換えることにしました。

上の写真のCreative (クリエイティブ) EP-650というイヤホンを使っていましたが価格の割りに性能が良く気に入っていました。

実はこのイヤホンにそっくりなのがいくつか存在します。ひとつはSENNHEISER (ゼンハイザー) CX300というイヤホンでこれを大変気に入り5~6年もトラブル無く使えました。

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Photo by The-Blueprints.com

非常にそっくりですがパクりではありません。大元がFOSTEX (フォスター電機)という音響機器で評価の高いOEM受託を主力とするメーカーで、皆そこのOEM品としてそれぞれ微調整して売っています。

すべてFOSTER 382326というイヤホンをベースに見た目はそっくりだけれど、ケーブルやプラグの質や形状が異なります。

姉妹品と呼べるものは他にもSHARP HP-MD33AKG K324PPleiades Sumajin Earphone SUMEARなどが存在します。

これだけOEM品があるということはそれなりに評価が高いイヤホンだと言えるのではないでしょうか。

ただ値段が5000円前後するのでよほどイヤホンにこだわりが無いと高く感じます。もちろん万単位の高級イヤホンも売られています。

しかしPCで音楽を聴くにしてもMP3ファイルに圧縮されたものを聴くことがほとんどなので、あまりにイヤホンだけ高性能すぎても能力を発揮できません。

値段と性能の釣り合いがとれたCX300を選びました。中低音がしっかりとした音で特に低音の鳴りを重視したチューニングがされています。

ロックポップスなどを聴くと性能が発揮しやすいと思います。もちろん低音の利いたダンスミュージックなどの打ち込み系の音とも相性がよいです。

高音はあまり得意ではなさそうですが、特別悪いというわけでもなくバランスのとれた音質だと思います。

CX300の代替品を探す

CX300を長年愛用していましたがついに寿命を迎え、CX300を買い直そうかなとも思いましたが調べていくうちに他のOEM品があることを知りました。

それがEP-630だったのですがそれだけそっくりな外見なのに値段がCX300より格段に安く、どうせ数年で買い換えるのだからEP-630のコスパの高さは魅力的でした。

いわゆるOEM品のなかでもCX300とEP-630は音質が近いらしく結果的にEP-630に乗り換えることにしました。

音も実際に似た感じで満足していましたがCX300よりも寿命は早かったです。イヤホンは当たり外れが激しいのでこれだけでEP-630のほうが耐久性に劣るとは言い難いです。

数万円で買ったイヤホンでも半年で断線したという話も聞きますし、それも私が高級イヤホンにあまり手を出さない理由です。半年ならさすがに保証が利くと思いますが面倒そうですね。

EP-630が寿命を迎えた後に買ったのがEP-630をクロームメッキ仕上げにしたEP-650です。

もともと金属だった部分がプラスチックになっていたり、音質も変わったというレビューも見かけたのでただ見た目が違うだけではなさそうです。

EP-630との再会

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そのEP-650を調子が悪くなりいろいろ考えてEP-630を再び手に入れました。EP-650はすでに生産終了していたので除外しました。

パッケージにもDEEP BASSという文字で強調されているように重低音には自信があるのでしょう。お兄さんも重低音に満足したのかこの笑顔です。

同じ価格帯で評価の高いPhilips (フィリップス) SHE9710も気になりましたが、未知のイヤホンに手を出すより使い慣れた安定のイヤホンを選んでしまいました。

安定もそうですがSHE9710はイヤホン自体が出っ張っているのが気になりました。EP-630ほどコンパクトではありません。

EP-630だと耳にはめても突起がない丸型で耳にスッポリ収まるので、寝転んでもそれほどイヤホンが邪魔をしません。

またケーブルが堅めでこれがタッチノイズの原因とされていますが、PCに繫ぐだけならケーブルをほとんど動かさないので気にする必要がありません。

Creativeについて

CreativeというメーカーはヘッドホンでもAurvana Live!という非常にコスパに優れた製品があり、価格と音質は単純に比例するわけではないこと教えてくれます。こちらもフォスター電機のOEMです。


Creative ヘッドホン Aurvana Live! HP-AURVN-LV

他にサウンドカードの大手としても有名でPCの音質アップやステレオミキサーにSound Blasterを使っている人も多いのではないでしょうか。


Sound Blaster X-Fi Go! Pro r2 Creative USBオーディオインターフェース SB-XFI-GPR2

このようにPC周りに強くイヤホンについてもPCで使うことが想定され、良い感じに最適化されていると勝手に思い込んでいます(笑)

まとめ

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これまで幾度もイヤホンを買い換えてきましたが、同じイヤホンを買い直したのは初めてです。よく考えるとCX300からはこの系統の製品をずっと使い続けていることになります。

CX300 → EP-630 → EP-650 → EP-630

もう2~3個買ってストックしてやろうかと思いましたがさすがに止めました(笑)

EP-630の後継としてEP-660という製品もあるのですが、どうやらケーブルの素材が変わってしまったようで耐久性に不安があり見送りました。

イヤホンに関してはよほどオーディオマニアでなければ断線が怖いのでコスパ重視でそれなりの音が鳴るイヤホンを選ぶのも悪くないと思います。


Creative インナーイヤー型イヤホン EP-630 ブラックモデル EP-630-BK