Analogue Pocket (アナログポケット) ミニマルなデザインのゲームボーイ完全互換機

Analogue Pocket (アナログポケット) はすべてのゲームボーイソフトと互換性のあるゲームボーイ互換機です。

見た目はゲームボーイポケットに似たスリムな見た目で、ボタンの位置もゲームボーイに近い配置となっています。

本家のゲームボーイはわりとポップなカラーリングが多いですが、アナログポケットはホワイトとブラックの2色でボタンにほぼ刻印がなくミニマルなデザインに仕上がっています。

これまでにもゲームボーイ互換機はありましたが、エミュレーターで動かしているだけだったり本体の洗練さに欠けるものが大半でした。

アナログポケットは手持ちのゲームボーイソフトを挿せば互換性100%を保証しているので、エミュレーターのような不具合が発生しません。

またNanoloop (ナノループ) という音楽作成ソフトを標準搭載しているのでチップチューナーにも注目されているガジェットです。

さらに様々な純正アクセサリーを追加することでゲームギアやネオジオポケットなどのソフトが遊べるようになります。

互換性だけで言えばゲームボーイアドバンスとゲームボーイアドバンスSPが同様にカバーしていますが、どちらもバックライトがなく一部海外限定発売のバックライト付きゲームボーイアドバンスSPか改造品でなければ機能として劣ります。

またGBカセットの形状的にどうしても本体から飛び出してしまいます。

ニンテンドーDS及びニンテンドーDS Liteではバックライトが付いているもののGBとGBカラーの互換性がありません。

すべてを兼ね備えたアナログポケットは究極のゲームボーイ互換機であり、高品質で高解像度のディスプレイを搭載したマニア向けの仕様です。

本体価格$199.99にも関わらず予約開始直後に完売するほどの人気で、改めてレトロゲームの需要の高さを感じます。

昔のゲームボーイソフトを遊ぶために本体を買い直そうとすると意外と価格が高いことに驚くと思います。

ゲームボーイアドバンスSPが最も互換性が比較的入手しやすいですが、貧弱なフロントライトとイヤホンジャックなしがネックです。

アナログポケットはそもそも完全予約制ですでに締め切っており、さらにコロナ禍によって発売が延期されている状態です。

任天堂が完全互換機を出してくれれば確実に売れるでしょうが、いまさら発売する可能性は低いでしょう。

現段階で完全互換機を手に入れるならゲームボーイアドバンスをバックライト化するのが一番かもしれません。

海外版ゲームボーイアドバンスSPかバックライト化した改造機にヘッドホン変換プラグを取り付けても一応条件は満たせます。

どちらもゲームボーイらしい縦長フォルムとは異なるので、縦長フォルムのアナログポケットでGBAソフトを遊んだらきっと新鮮な感じだろうと思います。

ゲームボーイアドバンス以降の携帯機はボタンが画面の両サイドにあるか二つ折りが定番となり、手に持った時の感覚が違うのでレトロ感は薄れます。

ゲームボーイマニアは持った時のこぢんまりとした佇まいすら愛おしく感じるので、意外と重要な要素です。

アナログポケットがまだ夜に出回っていないので、実機レビューなどを見たら印象が変わるかもしれませんが、ロマンあふれる携帯ゲーム機であることは確かです。