絶体絶命都市4Plus 東日本大震災後に発売中止されたいわく付きの災害サバイバルゲーム

絶体絶命都市シリーズは地震によって崩壊した都市から脱出することを目的としたアクションアドベンチャーゲームです。

これまで3作がリリースされており、『絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-』は2009年に発売された『絶体絶命都市3 -壊れゆく街と彼女の歌-』以来7年ぶりのナンバリングタイトルとなります。

このゲームは偶然の一致なのかいろいろと”いわく付き“で、絶体絶命都市3の舞台が2011年3月だったり、絶体絶命都市4が東日本大震災後に発売中止されるなど現実とリンクしている部分があります。

「私たちが発売中止をお知らせした文には、どこにも震災が原因とは書いていません。他社のゲームでは『震災のために延期します』という風に書いてあったと思いますが、私たちの文には書いていません。たとえ震災がなかったとしても、アイレムではいろいろなことをやるのが難しくなっていました。」

開発プロデューサーであった九条一馬氏が海外メディアのインタビューでこう述べており震災との関連性は無いと断言されています。

しかし絶体絶命都市4の当初の発売日が2011年3月10日とニアピンしているなど、人間の深層心理が発売を拒んだのではというオカルト的な発想まで浮かんできます。

7年ぶりに絶体絶命都市4Plusとして復活を果たしましたが、ゲームハードもPS3(PlayStation 3)からPS4(PlayStation 4)に鞍替えされ時代の流れを感じます。

いずれにしろゲーム機の性能が上がったことでグラフィックやモーション技術がより向上しました。

技術面だけでなく東日本大震災を経て公的機関や地震の専門家による協力・監修が入り、よりリアルな災害事例が収録され防災知識を学べるゲームへと進化を遂げました。

本作はPlayStation VR(PSVR)にも対応しており、まさに都市のなかで実際に災害を目の当たりにするような臨場感を体験できるでしょう。

主人公は真夏の炎天下の中たまたま就職活動で街を訪れた際に災害に巻き込まれるという運の悪すぎる設定ですが、空腹や喉の渇きで体力の消耗が激しそうな環境であることは想定できます。

さらに排泄欲求が加わりそれを疎かにするとストレスの要因になるので、普段当たり前に使っているトイレなどの衛生環境がいかに恵まれているかを実感できます。

災害時でなくても強い日差しとアスファルトの照り返しで猛烈な暑さになる日中はできるだけ外出したくありません。

しかし災害が起こると大きな建物であっても倒壊する危険性があるのでうかつに立ち入るのもリスクがあります。

取り残された人々と協力して脱出しなければ、とても一人では危機を打開できそうにありません。

平常時では気にも留めない人間の本心が災害を通してむき出しになり、人口密集地ではそれらが複雑に絡み合いさまざまな人間ドラマが生まれます。

地震直後の混乱から復興へ向けて人々が歩んでいく過程まで踏み込んで描かれているのは、7年という歳月のうちに実際に私たちがニュースや現地で見てきた光景です。

もし予定通り絶体絶命都市4が発売されていたら、時代も違うのでこれほどの表現はできなかったでしょう。

そういう意味では自然が我々に試練を与え、それを乗り越えたからこそ世に出すこと許された作品なのかもしれません。

※本記事の映像や画像は開発中のものです


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