WOBEECO NEWYES 4.5インチ電子メモパッド 書いて消すだけの機能に絞ったシンプルなタブレット

2009年末頃からアメリカで大ヒットした電子メモパッドの先駆けであるブギーボードが生まれて10年ほどが経ちました。

日本では古くから子供のおもちゃとして磁気ボード(お絵かきボード)に馴染みがあります。

何度も繰り返し書いて消すことができるのでペーパーレスを推進する今の時代に合っています。

電子メモパッドや磁気ボードは機能がシンプルだからこそコールセンターの受付や医療機関や筆談用など多目的な使い方ができます。

子供向けの磁気ボードはいろいろな装飾が付いているので大人が使うには少々使いにくいデザインですが、最近ではジッキーのような老若男女問わず使いやすいシンプルな磁気ボードも開発されています。

磁気ボードの弱点は構造上それほどコンパクトにできないので、持ち歩きにはあまり適していないことです。

また磁力で砂鉄を吸い上げて線を引くのでそれほど繊細なタッチは期待できません。

その弱点を解消したのが電子メモパッドであり、電池式ながら電力を消費するのは消去ボタンを押す時だけという省エネ設計です。

磁気ボードが白やグレーのキャンバスに黒で線を引くのに対して、電子メモパッドは黒に蛍光グリーンなので視認性は若干落ちます。

WOBEECO 4.5インチ電子メモパッドはスマホを一回り大きくしたくらいのサイズ感に消去ボタンが付いているだけというシンプルなデザインです。

Amazonプライムデーには700円代まで値下がりしてかなり売れたようです。

本家ブギーボードの廉価版は電池交換ができなかったり、他の電子メモパッドでも国内で手に入れにくい電池が使われていたりと致命的な欠点があるなか圧倒的なコスパで注目されました。

WOBEECO 4.5インチ電子メモパッドに入っているボタン電池はCR2032という日本で広く普及している種類なので電池交換が容易です。

電池交換する前に本体が故障する可能性もありますが、電池交換できない使い捨ての機種よりは長く使えるはずです。

WOBEECOとは別にNEWYESというところも似たような電子メモパッドを販売しています。

似ているというかおそらく同じ製品なのでどちらを選んでも大差ないと思います。

極めてシンプルで癖のないデザイン。保存機能はおろかロック機能すら付いていません。

一応ボタン電池を抜けば擬似的にロックをかけることもできますが、いちいち電池を出し入れするのは面倒です。

将来的にロック付き4.5インチが登場すれば解決しますが、構造がシンプルなほど故障するリスクは減るので一長一短です。

ちょっとした走り書きのメモや落書きするには最適な大きさで場所を取りません。

今の時代子供にタブレットを買い与える家庭も珍しくありませんが、お絵かき用ならこのくらいシンプルなデバイスで十分な気がします。

完全にお絵かき用と割り切るなら8.5インチや10インチでロック付きの上位機種もあるので、そちらの方がよりキャンバスに余裕があります。

またタブレットのバックライトは子供の目に負担がかかるので、電子メモパッドの方が目に優しいデバスであると言えます。

メモ帳やチラシの裏に書きなぐったメモは大抵その日のうちに不要になりゴミとして捨ててしまうものです。

本当に残しておきたいメモはもっと他の場所にきちんと記録するので、メモ帳に多くを求めても仕方ないのです。

もしくは書いてからスマホやデジカメで撮影すれば書いた内容を後から見返すことができます。

書いて単語を覚えたり文字を書く練習のためにノートを何冊も消費している人は電子メモパッドと相性が良いでしょう。

紙に書いて記録するのではなく頭に覚え込ませるのが目的なのでその紙自体に意味はありません。

文字の練習や落書きを小一時間続けているとすぐにページが一杯になってしまうので、ボタン一つでリセットしてすぐ書き続けられるのは何かと便利です。

一見大きければ大きいほど使いやすそうですが、意外と置き場所が制限されたり持ち歩くのが億劫になって使用頻度が減ってしまいます。

高画質で多機能なスマホやタブレットがもてはやされるなか、書いて消すという機能だけに絞ったタブレットは実に潔いです。

どこにも記録されずすぐに消えてしまう方が都合の良い場面もあります。

他人の電話番号や住所といった個人情報がそれにあたります。

セキュリティに気を配るならそれこそ紙に書いたメモであってもシュレッダーにかける必要があります。

情報漏えい防止にはこのボタンひとつで消去される性質が有効にはたらくという事です。

高齢化社会、耳の遠くなった相手との筆談、メモ帳の消費が激しくゴミ箱はいつも紙くずだらけなヘビーユーザーはとてつもない恩恵を受けられるでしょう。

電子メモパッドが登場した当初は線が見にくく実用性に欠ける製品が目立ちましたが、最近では安くて高輝度な製品も増えているので少しずつペーパーレス化が進んでほしいです。