天空の城ラピュタのパズーが飛行石の洞窟で持っていたカンブリアンランタン (マイナーズランプ)

Photo by 天空の城ラピュタ 作品静止画
天空の城ラピュタはジブリ作品のなかでも人気が高く、一度だけでなく繰り返し何度も見たくなる名作のひとつです。
物語やキャラクターを一通り理解できると次第に細部のこだわりにまで興味が湧いてきます。
前半の記憶に残る場面としてパズーとシータが軍や海賊に追われて逃げ込んだ飛行石の洞窟があります。
大空を舞台する壮大な物語の中で薄暗い洞窟へ降りていく展開は物語の重要な場面となっています。
いくら薄っすらと光る飛行石がたくさん埋まっている洞窟とはいえ、まったく灯りを持たずに歩くのは危険です。
パズーが足元を照らすのに持っていた灯りがカンブリアンランタン (マイナーズランプ) です。
パズーは炭鉱で働く労働者なのでカンブリアンランタンを持っていても違和感がないですし一番身近な灯りでしょう。
洞窟内で出会ったポムじいさんもオイルランタンを持っていたので、この時代にはオイルランタンがよく利用されていたことがわかります。

Photo by 天空の城ラピュタ 作品静止画
飛行石の洞窟といえばパンの上に目玉焼きを乗せたラピュタパンに目が行きがちですが、コンパクトなランタンにも目を向けると新たな発見があります。
カンブリアンランタンは19世紀にイギリスの炭鉱で使われていたランタンで、代表的なメーカーであるE.Thomas & Williams (イートーマスアンドウィリアムス) の製品だと驚くほど高価です。
真鍮で作られているので使い込むほど表面が酸化してくすみ味わいが出てきます。
炭鉱の過酷な環境でも使えるように頑丈な作りで分解して手入れをすることもできます。
ちまたにはカンブリアンランタンのレプリカも多く出回っていますが、イギリス王室へ献上されるほどイギリスのランプ工房でしっかりと製造されたものになると価格もそれ相応になります。

Photo by Davy Lamp
LEDランタンが普及した現代において重くて暗いカンブリアンランタンはまったく実用的ではありませんが、当時から変わらない伝統的なランタンを所有するというロマンがあります。
キャンプで安価なフュアーハンドランタンなどは使っている人が多いので、使いやすく実用的ではありますが特別珍しさはありません。
カンブリアンランタンはまず周りと被ることがなく、独特の雰囲気を放っているので所有欲を満たせます。
とにかく見た目の美しさはオイルランタンの中でも群を抜いているので、部屋に飾ったり庭やベランダに置いても雰囲気が出ます。
決して万人向きの製品ではありませんが、だからこそ価値を見いだせる人には一生物のオイルランタンとなるでしょう。










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