UCO (ユーコ) キャンドルランタンのスペアキャンドルを自作する方法
UCO (ユーコ) キャンドルランタンはキャンドルランタンの代名詞的な存在で、堅実な構造によって長年アウトドア活動における照明の役割を担ってきました。
今でこそ高輝度なLEDやガスランタンが主流になり、メインの照明というよりは雰囲気を高めるサブ照明として利用されることが多いですが、夜は暗いものだと割り切れば単体でも十分に機能します。
液体燃料のように管理に気を使うことなく、ランタンの中に収納していつでも着火と消火ができ、非常にコンパクトなので実は優れた照明器具なのですが、純正キャンドルは3本で1000前後とランニングコストの面で劣ります。
1本の燃焼時間を9時間として3本入りで27時間、1000円で割ると1時間あたり約37円の計算になります。
キャンドルランタンの使用頻度が高ければ、純正キャンドルを買い続けるのはなかなかコストがかかります。
もしスペアキャンドルを自作することができれば、ランニングコストが飛躍的に低下してより使い勝手が良くなります。
おそらく主成分としてパラフィンワックスが使用されていると思いますが、およそ1kg1000円程度で販売されており、1本50gのキャンドルが単純計算で20本作れます。
同じくらいの燃焼効率だとすると1時間あたり約5.6円とかなり安く抑えられます。
またソイワックスや蜜蝋など環境にやさしい原料で作ったり、自分の好きな香りのアロマエッセンスを加えたりと純正キャンドルにはないアレンジが可能です。
スペアキャンドルの自作と言っても手順は、筒状の型に芯を固定して溶かしたワックスを注ぎ入れ冷やして固めれば完成なので、そこまで難しい作業ではありません。
自作する方法はひとつではないので、キャンドルのケースをマスキングしてそのまま使う方法などもありますが、いくつか筒状の型を用意して一度に作成するのが楽そうです。
かつてUCO(ユーコ) マイクロランタンというティーライトキャンドルが使える姉妹品がありましたが、いつの間にか生産終了したようです。
ミニキャンドルランタンという似たような商品もありますが、伸縮できない作りで常にガラスが剥き出し状態であまり使い勝手が良くありません。
マイクロランタンを売らなくなった理由として、ティーライトキャンドルはわりとどこでも手に入るので、スペアキャンドルで利益を出しにくいからだと推測します。
マイクロランタンにはブラス素材がないので、もし商品化されていたら理想的なキャンドルランタンのひとつになり得ました。
ティーライトキャンドル系としてはHIGHMOUNT (ハイマウント) フォレストヒル キャンドルランタンがありましたが2019年に廃盤となり、LOGOS (ロゴス) キャンドルランタンがお手頃な数少ない候補です。
UCOほど作りは良くないので現れては消えていくのがキャンドルランタン業界の定めでしょうか。
高輝度LEDによって夜のテントサイトが明るくなればなるほど、逆にオールドスクールな暗めの照明へ回帰したくなる欲求も高まるので、キャンドルランタンはこれから先も活躍するでしょう。
ディスカッション
コメント一覧
UCOのキャンドルランタンはランニングコストに加えて、使用後にホヤに蝋が付着するなど、運用上の手間が多いので、私はオイル化してしまいました。
オイルインサートをエナジードリンクの瓶等で自作される方もいるみたいですし、パラフィンオイルも大瓶で買えばランニングコストも安くなるので蝋燭の自作と並んで、わかりやすい対処じゃないかなあと思っております。
キャンドルランタンをオイル化するのも有りですが、改造によっては燃料を別に持ち歩かなければいけなくなるのが面倒ですね。
ネルソンランプ (マイナーランプ) のような小型のオイルランプならすでに存在するので、改造する以上の見返りがあるかは微妙なところです。
たしかにオイルインサートを空き瓶などで作ればコストを安く抑えられるので良いかもしれません。
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