太陽の光で汚水を浄化し、飲み水に変える Solarball(ソーラーボール)

Photos by Monash University, via Physorg
目次
太陽の光で浄水
Solarballは太陽光の力をうまく利用した浄水器です。太陽光の熱でSolarball内部の温度が上昇し、水蒸気となってきれいな水だけが容器の上部にたまり飲料水になるという仕組みです。フィルターで濾過するわけではなく、自然現象だけで浄水できる画期的な仕組みです。
学生のアイデアから生まれた
Jonathan Liowさんがモナシュ大学の大学院へ在学中にSolarballをデザインしました。彼はモナシュ大学でデザインの知識やスキルを身につけました。
あるときカンボジアに旅行へ行き、そこで清潔な飲料水が手に入りにくい発展途上国の現実を目の当たりにしました。その体験から安心して飲める水がもっと手に入りやすくするにはどうしたらよいか考え、旅行から戻った後にアイデアをカタチにするべく注力しました。

独特なフォルム
Solarballは球状のユニークなデザインをしていますが、これは360度から太陽光を吸収しやすくするためです。持ち運びがしやすく、過酷な環境にも耐えるデザインになっています。電気を使わずフィルターの取り替えもないので、半永久的に浄水が可能であるといえます。
浄化できる水量
コンパクトな設計なため1日で浄化できるのはせいぜい3リットル程度です。飲み水だけなら十分ですが、料理や生活用水までは足りません。1人当たり2~3個のSolarballが必要になります。完全に実用的な量の水を得るには少々力不足ではありますが、非常用としても視野に入れれば心強い道具です。
高温で日照時間の長い地域ほど最適
Jonathan Liowさんが旅行で訪れたカンボジアや日光がガンガンに照りつけるアフリカなどが最も使用に適した地域です。反対に曇りの日が多かったり、寒い地域だと水蒸気になりにくいので、あまり適してない地域があるのも事実です。飲み水が乏しい地域は乾燥や熱帯に多いので、Solarballなら広いエリアをカバーしてくれそうです。


まとめ
まだ多少荒けずりなデザインではありますが、ちょっとしたひらめきで世界の貧困や衛生環境が改善していけば、それはとても意義のあることです。特に飲み水の問題は今後世界的に水の争奪戦になっていきそうなので、水には恵まれている日本でも率先してこうしたアイデアが生まれてくればよいなと思いました。









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