坂本龍一の戦場のメリークリスマス (戦メリ) をカバー・アレンジしたアーティストまとめ
坂本龍一の代表作である戦メリこと戦場のメリークリスマス (Merry Christmas, Mr. Lawrence)は、あまりこの手の音楽を聴かない人でも耳にした事があるほど有名な曲です。
大島渚が監督を務めた同一タイトルの映画の主題歌であり、見事1983年の英国アカデミー賞の作曲賞に輝き坂本龍一の名を世界へ知らしめる切っ掛けとなりました。
当時はまだYMOでもバリバリ現役で活動していた時期なので、幅広い分野で才能を発揮していたことがわかります。
2016年に坂本龍一と映画で共演したデヴィッド・ボウイが亡くなり、彼もまた20世紀で最も影響力のあるアーティストに選ばれるなど世界的なアーティストでした。
戦メリは今聴いても古臭さは無く不朽の名曲と言えるでしょう。故に多くのアーティストに影響を与えカバーされる事も多い曲です。
目次
戦メリをカバーしたアーティスト一覧
ざっと調べて見つけたアーティストなので、おそらく世界中では数え切れないほどカバーやアレンジがされていることでしょう。そしてこれからも新しくカバーするアーティストが現れるはずです。
ロットングラフティー
© CDJournal
京都府出身のロックバンド。悪巧みというオリジナル曲に戦メリを融合させ話題となりました。
悪巧み~Merry Christmas Mr.Lawrence
FACT
© TOWER RECORDS
ハードコア・メタル・パンクなどジャンルに囚われず多彩な音色を奏でる日本のロックバンド。2015年に解散してしまいましたが国内外で人気を博しました。
FACT – Merry Christmas Mr.Lawrence
Utada (宇多田ヒカル)
© JETwit.com
皆さんご存じ日本を代表する歌姫ヒッキーのUtada名義で作られたアルバムに収録されている曲です。坂本龍一と同じくニューヨークを拠点に活動するアーティストとして出会いは必然でした。
Merry Christmas Mr. Lawrence – FYI
村治佳織
© e-motion.jp
美人ギタリストとして有名ですがギターの腕前も一流で、この曲をカバーしたことで教授との共演を果たしました。
Kaori Muraji – 村治佳織 – Merry Christmas,Mr Lawrence
押尾コータロー
© t.pia.jp
日本を代表するギタリストの一人。アコースティックギターを弾くというより叩くような演奏は圧巻です。
Kotaro Oshio – Merry Christmas Mr. Lawlence (PV)
Aira Mitsuki
© fanart.tv
女性テクノポップ歌手。フランス語のウィスパーボイスに女性コーラスの声のようなテルミンの伸びやかな音色が合わさって独特の世界観に仕上がっています。
つじあやの
© laughy.jp
シンガーソングライターでありウクレレ奏者でもあります。オリジナルの歌詞を優しい歌声で歌い上げています。
Dardust
© Dardust Official
調べたところイタリアで活動するアーティストらしいです。ピアノからのアナログ楽器と電子音を交えた演奏は聴き応えあります。
Dardust – “Merry Christmas Mr. Lawrence" (Ryuichi Sakamoto)
吉田兄弟
© accueillir-daisen.info
戦メリはどこかオリエンタルな雰囲気も感じさせる曲なので、三味線の和風な音色とも相性抜群ですね。
吉田兄弟 – 戦場のメリークリスマス (Merry christmas, mr lawrence)
Eriq Johnson
© M-Sol Records
ドイツで活動するハウスDJのようです。原曲でもシンセサイザーが使われているので違和感なく聴けます。
Deeper Sublime & Eriq Johnson – Merry Christmas Mr. Lawrence
Rin’
© otowota.com
女性邦楽器演奏家3名によるバンド。これぞ日本伝統の美しさという印象で戦メリは邦楽器とよく合います。
Rin’ – Merry Christmas Mr. Lawrence
AI
© moyarin.com
Youtubeのコメント欄で戦メリに歌詞を付ける付けない論争が巻き起こっていますが、やってみなければ分からない面もあるので難しいですね。良し悪しは別としてアーティストとしてチャレンジしたことは評価してあげたい。
AI – Merry Christmas Mr. Lawrence
Maksim
© Dnevni List
クロアチア出身のイケメンピアニスト。端正なルックスだけでなく彼が奏でる音楽も幻想的で繊細な表現がイメージ通りです。
Maksim~Merry Christmas Mr Lawrence
Baby Boo
© Knot Factory
男性5人組のヴォーカルグループ。アカペラのボイスパーカッションで戦メリに挑戦するのはこの人たちぐらいではないでしょうか。息のあった絶妙なボイパは痺れますね。
Baby Boo Merry Christmas Mr Lawrence
tico moon
© ticomoon.com
ハープとギターのデュオユニット。こちらはアナログなMVの出来も素晴らしいのでぜひ視聴してみてください。
tico moon “Merry Christmas, Mr.Lawrence “
Watergate
戦メリをトランスにしてひと捻り加えたらこうなりました。どこか外国人が思い描くオリエンタルな日本という感じでMVも凝っています。微妙にメロディが異なるのは権利がらみでしょうか。
Riccardo Eberspacher
© r-eberspacher.com
ローマを拠点に活動する作曲家。さまざまな楽器を組み合わせたオーケストラ的なアレンジは王道です。
Merry Christmas Mr.Lawrence Riccardo Eberspacher
Dagmar Krug
© REBEAT Artist Camp
ドイツ出身の女性ピアニスト。シンプルなピアノソロはやはり聴きながら落ち着きます。
Sylvian & Sakamoto
© HolySchpomone
戦メリを語る上で避けては通れないのが、デヴィッド・シルヴィアンとタッグを組んだ『Forbidden Colours (禁じられた色彩)』です。もはやカバーではなく共作ですがこれは外せません。もう一つの戦メリと言って過言はないでしょう。歌詞の有無などどうでもよくなるほどの傑作です。
DAVID SYLVIAN & RYUICHI SAKAMOTO 【 Forbidden Colours】Ver-Ⅱ
本人の演奏
最後に坂本龍一本人の演奏で締めたいと思います。同じ曲でも年齢を重ねるにつれて円熟されていきます。戦メリはこれからも多くの人の耳に届くでしょう。
Ryuichi Sakamoto- 'Merry Christmas Mr Lawrence’
Merry Christmas Mr. Lawrence / Ryuichi Sakamoto – From Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022
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