世界最大の淡水湖・スペリオル湖に浮かぶアーティストの隠れ家 ラビットアイランド

Photo by rabbitisland.org
北アメリカにある五大湖のひとつスペリオル湖はカスピ海に継ぐ大きさで、さらに淡水湖としては世界最大の面積があります。
海洋に浮かぶ島は世界中にありますが、淡水湖に囲まれた島というのは数も少なくとても珍しい環境であると言えます。
そもそも湖の面積や淡水の量がそれなりに多くないと陸続きになってしまい孤島にはならないのですが、スペリオル湖の中心部にあるラビットアイランド (うさぎ島)は淡水湖に浮かぶ孤島として知られています。
うさぎ島といっても日本の広島県にある大久野島ではありません。

ラビットアイランドをアーティストの居住地したいというプロジェクトが立ち上がり、クラウドファンディングのKickstarterで支援金を募りました。
2011年6月にローンチされ目標金額を達成し、キャビンやスタジオの建設費に当てられました。
建設に使用する木材や石はなるべく現地にあるものを利用して作ろうと計画されました。
芸術家が俗世間を離れて自然の静寂に包まれる境地は、正しく象牙の塔と呼ぶに相応しいです。

海水に面する島では浅瀬や砂浜などがあって、そこから潮風に耐えられる丈夫な植物が生えているという感じですが、淡水湖の島では湖畔と同じような草木が生い茂る環境なのでちょっと不思議な光景です。
さすがに世界最大の淡水湖だけあって見渡す限りの水面が広がっており、わずかに岬の陸地が見える程度なので海と錯覚してしまいそうです。
岸辺に向けて打ち寄せる波もあり、ウェットスーツを着てサーフィンを楽しむ姿は海辺となんら変わりません。
海水よりも浮力が低い分だけ乗りこなすのは難しそうな気がしますがどうなんでしょう?

釣りや網でかかる魚も淡水に生息するサーモンやトラウト類が多く見られます。
島の中に湧き水があるのかは不明ですが、いざとなれば飲料水も島の周りから汲んで浄化すれば飲めるでしょう。
まわりが海だと真水を確保するのにも一苦労ですから、この島でしか味わえない事がたくさんありそうです。

長期滞在すると些細なことでも気になってきそうですが、1週間ほどなら楽しんで生活できそうだなと思いました。
特にアーティストは社会から離れて自然と接することで、新たなインスピレーションが生まれるのかもしれません。
何も語ることのない草木や石が教科書になり、季節や時間によって移り変わる水面や空は壮大なスケッチブックです。








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