鉛筆は長い歴史を持つ完璧な筆記用具 半永久的に使用可能・圧倒的な筆記距離・シンプルな構造

私たちは義務教育において鉛筆で字を書くことを経験しますが、特に小学校ではシャーペンを使用禁止にしている所が多いので、必然的に鉛筆の使用頻度が高くなります。
鉛筆は芯が摩擦によってすり減るので、その都度削って尖らせる手間があり、中学校や高校へ進学するとシャーペンやボールペンの割合が増えていきます。
成人してからはほとんど鉛筆を使う機会が無くなったという人も少なくないでしょう。
パソコンやスマホの普及によってペンで筆記すること自体が減っているのに鉛筆だとなおさらです。
しかし鉛筆は200年以上の歴史があり、ほぼ形状を変えずに生き残っている完璧な筆記用具です。
鉛筆は芯が黒鉛 (グラファイト) で作られており、木軸を削って使用するので湿気に気をつければ半永久的に使用することができます。
実際に久能山にある日本最古の鉛筆は400年前に作られた物ですが、普通に筆記できるくらい耐久性が高いです。
そしてインク切れや物理的な故障がないのでどんな状況でも確実に筆記できる安心感があります。
筆記距離についてもHBの鉛筆1本で約50kmも書くことができ、他の筆記用具と比べて圧倒的な数値です。
あくまで理論値なので芯が折れたり書き方によって変わりますが、シャーペンの芯だと1本240mで1ケース40本入りで約10kmほど、ボールペンでは約1.5kmしか書けません。
単体でのコストパフォーマンスにおいて右に出るものはないでしょう。
鉛筆が好きすぎて鉛筆の研究や鉛筆専門店を営むキャロライン・ウィーバーさんがTEDで語っている動画を見れば、鉛筆のおおまかな歴史を知ることができます。
やはり長い間淘汰されずに生き残った道具はそれだけの理由があることがわかります。
人類史上最も古い筆記用具である筆は鉛筆よりも遥かに長い歴史がありますが、現代では書道や絵画などに限られ鉛筆ほど一般的な道具ではありません。
墨汁や墨と硯なども必要なので気軽に筆記するには少しハードルが高いです。
パソコンに向かってキーボードとマウスを操作してもなかなか作業が捗らない時は、鉛筆とノートを持って外へ出たら良いアイデアが浮かぶかもしれません。
あらゆるものがデジタル化しているからこそ、アナログな鉛筆の価値が高まっています。
余裕がないと電動鉛筆削りでさくっと削りたくなりますが、あえて手動の鉛筆削りやナイフ・カッターでゆっくり削ると、削りカスからほんのり木の香りがして心がリラックスします。
高品質な鉛筆ほど削り心地がよく、インセンスシダーの香りが豊かです。
ただの筆記用具としてだけでなく触覚や嗅覚や聴覚を通して、人間の感性を刺激するのでデジタルでは味わえない魅力があります。
高級万年筆だと10万円を軽く超える世界ですが、鉛筆なら1本200円ほどで最高峰の書き味を楽しめます。
文房具好きであっても万年筆やボールペンに行きがちですが、あえて鉛筆の奥深い世界に浸ってみるのも面白いかと思います。








ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません
この記事のトラックバックURL
新着記事
DIYサンドヒーター 電気やガスを使わない砂と銅板を使った自作の非常用ヒーター
DIYサンドヒーターとは? 電気やガスを使用できない制限された環境でも限られたも ...充電式湯たんぽ(蓄熱式湯たんぽ)と充電式カイロの違いを徹底比較!電気代・持続時間・安全性から選ぶ後悔しない防寒対策
Image by Gemini 秋から冬にかけて寒さが本格化すると、手軽に身体を ...ゲームボーイやDSやPSPなどレトロ携帯ゲーム機を1本で復活できるマルチUSB充電ケーブル
Image by Gemini 「押入れを掃除していたら、昔遊んでいたゲームボー ...Tokimaru Tanaka (田中常丸) 氏がサブバッグにJANSPORT (ジャンスポーツ) を選んだ理由とその美学
Photo by YouTube ミニマルな暮らしや厳選されたガジェット、そして ...【警告】ガソリン補助金いつまで?終了で220円/L時代へ 日本経済を襲う「5つの複合ショック」と現実的リスク
Image by Gemini これまで政府の「燃料油価格高騰対策事業(ガソリン ...ピックアップ記事
カテゴリー
このブログを購読