Papier d’Arménie (パピエダルメニイ) 紙のお香は手軽に空気を浄化できる世界最古のお部屋の消臭剤
via talouha.com
お香には線香やコーン (円すい) 型そして蚊取り線香でおなじみの渦巻き型など様々な種類がありますが、フランスには古くからPapier d’Arménie (パピエダルメニイ) という紙のお香があります。
世界最古のお部屋の消臭剤として120年以上も生産されて続けている超ロングセラー商品です。
現代のような空調設備がない時代に伝染病の原因である細菌やウイルスが浮遊している恐れのある病院で空気を浄化するために使われていました。
他のお香と比べて紙なので薄くて軽くどこへでも携帯しやすいという特徴があります。
部屋を閉め切りがちになる季節や外出先の部屋で臭いが気になった時にすぐに使えるので便利です。
紙のお香は蛇腹折りにすれば自立させることができるので、お香立てが無くても焚くことができます。
香料はベンゾイン (安息香) というアジアを中心に何千年も前から使われてきた成分なので万人に好まれるバニラ系のベビーパウダーのような甘い香りです。
紙なので着火してからすぐ消して2分ほどで燃え尽きるので普通のお香よりも煙が少ないですが、しっかりと空気を浄化してほのかな香りが部屋中に広がります。
殺菌作用のあるベンジン酸が多く含まれているので、風邪や伝染病の予防にも効果が期待できそうです。
火を点けなくても紙自体から香りを発するので、バッグや財布の中に入れておくだけでも開けた時に心地よい芳香を楽しめます。
1枚1枚に切り取り線が付いているので、切り取った紙を名刺入れに入れたり付箋の代わりに本に挟んでも良さそうです。
大量生産せず今でもフランスの小さな工場で創業者のひ孫が昔ながらの製法を守り抜いて品質を維持しています。
クラシカルなお香だけに10年以上愛用している人も多く、何度使っても飽きのこない香りが性別や年齢を問わず愛される理由でしょう。
アロマが最初に強く香り徐々に弱まるのに対して、お香は燃焼させるので特に紙製は紙の燃える臭いが最初に来ますが、燃え尽きた後の深く香る余韻が長いです。
タバコやペットの臭い消しに使ったり、キッチンで揚げ物をした後に焚いてやると嫌な臭いが取れてリセットできます。
本格的なお香は準備や後始末が面倒くさいという人でもパピエダルメニイなら簡単にリラックスした空間を作り上げることができるでしょう。
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