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テレワークが原則出社に変わり大学の対面授業が再開される日本社会

コロナ禍というテレワークが普及するための千載一遇のチャンスが到来するも今ひとつ響かなかった日本社会。

一時はテレワークを導入するもコロナ前の働き方が忘れられず原則出社に切り替える保守的な企業。

仕事をする人の8割がテレワークに切り替えて良かったと思っていても会社として変われないのは変化を嫌う体質だからでしょう。

一方多くの大学では対面授業からオンライン授業を導入するなど飛躍的にリモート化が進みましたが、対面授業を再開する大学も増えています。

憧れのキャンパスライフを思い描いて入学するも夢を打ち砕かれた学生は多いとは思いますが、それらの大半を占めるのは飲み会やサークル活動など授業とは無関係なことばかりです。

日本の大学は入学試験がピークでその後は遊び呆けても割と卒業できるシステムなので、キャンパスへ行く目的が薄いです。

海外の大学はそれこそ平日はしっかりと勉強しないと授業についていけないので、遊び呆けている学生は日本より少ないです。

社会人になる前になるべく自由を謳歌したいという大学生の思いはわかりますが、そもそも社会人になった途端に会社と家の往復で仕事漬けの日々に変わることが異常です。

勉強と遊びは生涯を通じて行うもので社会人になったからといって放棄しなければいけないものではありません。

テレワークを本気で推し進めれば通勤時間や無駄な業務を省き仕事の効率化を図れますが、そこまで考えが及ばず表面的な問題で原則出社へ戻してしまう企業が跡を絶ちません。

現状維持バイアスが働いて時代の流れについていけない企業が淘汰されるのは仕方ないですが、路頭に迷うであろう労働者にはたまりません。

東京や大阪といった大都市に企業が集中し、さらにそれを支える交通網の質が高いので、交通網の発達がテレワークを阻害しているとも言えます。

もし電車が世界基準で毎日10分以上も遅れるようなことがあれば通勤ラッシュが成り立ちませんし、会社も始業時間をうるさく言わなくなるでしょう。

テレワークやリモート授業は何らかの理由で交通網が麻痺しても仕事や勉強を可能にする手段として整備しておくべきことです。

テレワークにおいてセキュリティの問題など乗り越えなけばならないハードルはそれなりにありますが、大規模なオフィスに代わりスモールオフィスやサテライトオフィスが今後増えていくでしょう。

パンデミックですら変えられないなら何が起これば変わるのでしょうか?

首都直下型地震や富士山噴火で交通網が長期間麻痺でもしない限りは通勤ラッシュを止められそうにありません。

そうなれば仕事や学校どころの話ではないですが、あまりに場所や時間に囚われ過ぎるあまり自由が失われている気がします。

若い時は勉強に追われ大人になっても仕事に追われて狭い生活圏の中で過ごすより、一生学べて好きな時に遊べる社会の方がずっと魅力的でしょう。

忙殺されるだけの日々は人から考える余裕を奪うので健康的ではありません。

テレワークやオンライン授業は凝り固まった思考からもっと視野を広げてくれる良い機会なのでぜひ有効活用しましょう。

世界

Posted by Coro