パンデミックに強い社会を作る 自動運転・無人レジ・テレワーク・ベーシックインカム
パンデミックとは感染症が世界的に大流行することを指しますが、新型コロナウイルスがまさにその局面に入りました。
連日ニュースで取り上げられていますが、政府はノーガード戦法を取っており今後さらに感染拡大が危ぶまれています。
パンデミックを起こす一番の要因は人同士の濃厚接触であり、それをなるべく避けるように生活することで感染リスクを減らせます。
日本の社会は特に都市部に置いて高密度で人が活動しており、パンデミックに対して非常に弱いです。
人同士のコミュニケーションは社会を形勢するうえで欠かせい要素ではありますが、パンデミック時には己が感染拡大に加担してしまう可能性があります。
テクノロジーの力や社会の仕組みを変化させることで、人の動きが制限されてもある程度経済が回るようになればパンデミックに強い社会になります。
近未来の都市デザインはただ人の仕事が減るだけでなく、人の生命維持にも関わることをパンデミックを通して実感しました。
パンデミックに強い社会を作る要素
自動運転
国内で早期に新型コロナウイルスに感染した人のなかにはバス運転手・バスガイド・タクシー運転手といった交通に携わる職業が目立ちます。
一日に多くの乗客と密室で過ごすので、自然と感染リスクが高まります。
自動運転が普及することで運転手という職業が失われますが、感染リスクを減らすことに繋がります。
物流においても人が移動することなく物資を運べるので、ウイルスが遠くまで拡散することを防げます。
無人レジ
レジの店員は至近距離でお客とやり取りするので、常に感染する恐怖と戦っています。
キャッシュレス決済で現金やクレジットカードを直接受け取らなくてもよい仕組みができましたが、一番良いのは無人レジにすることです。
タッチパネル式は感染者が素手で触れるとウイルスが付着する可能性があるので、さらに高度な技術が必要です。
Amazon Goのようにレジという概念が無くなる日もそう遠くはないかもしれません。
テレワーク
新型コロナウイルスの驚異が迫るなか、一部のIT企業は積極的にテレワークを導入して話題となりましたが、営業利益が落ちないことが証明されたので、今後さらに増えることが見込まれます。
多くのサラリーマンが同じ時刻に電車に乗り会社へ出勤するので、満員電車や通勤ラッシュといった問題がいまだに解決しません。
すし詰め状態の車内はまさにウイルスの感染に適した状態なので、ひとりでも感染者が乗っていれば、何十人もの乗客に伝染する恐れがあります。
もしテレワークによって通勤する人の数が減れば、混雑が解消されウイルスの温床となるのを防げます。
さらに住む場所も自由に選べるので、地方に住む人が増えれば、東京一極集中の解消にもなるでしょう。
ベーシックインカム
すべての業種をテレワークに切り替えることは難しいため、感染リスクを承知で泣く泣く電車・バス通勤する人が多いでしょう。
ベーシックインカムもしくはそれに匹敵するような生きるうえで最低限のお金が支給されれば、緊急時にすべての外出を原則禁止しても何とか生活できます。
働かなければ生活できないので、例え感染しても仕事へ行き感染を拡大させてしまう負の連鎖が起こります。
非正規雇用で賃貸暮らしだと感染リスクよりも家賃の支払いを優先させなければ生きていけません。
仕事をしなければ瞬時に生活が破綻するような社会は、ウイルスにとって格好の餌食となります。
もしかするとウイルスが行き詰った人間社会に対して警鐘を鳴らしているのかもしれません。
駄作だった感染列島が評価されてしまう
ずさんな感染症対策を描いてボロクソに叩かれた感染列島という映画が、現実における日本政府の対応もたいして変わらない事実によって評価され始めています。
まるで2020年のパンデミックを予言するかのようなストーリーで、事実は小説より奇なりとはこの事でしょうか。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません