大自然とドローンとライブの融合による映像制作の可能性 イタリア出身の美人デュオ Giolì & Assia

Giolì & Assiaはイタリア出身のアーティストで、独自に運営するレコードレーベル『Diesis Records』のYouTubeチャンネルで2019年から立て続けに公開されたライブ映像がいずれも数百万回以上再生され注目されています。

とはいっても現時点で日本語ページはほとんどなく日本での知名度は皆無に等しいです。

動画投稿サイトが存在しなければまず知り得ない世界のアーティストに出会えるのが、情報化社会における一つの醍醐味でもあります。

エレクトロ・ギターポップ・テクノ・ハウスなど多岐にわたり、ボーカルの美声と欧州で爆発的に人気が出ているハンドパンの音色が印象的です。

屋外でも金属音の響きが出せて非電化で持ち込めるハンドパンのような楽器がこれからより重宝されそうです。

そんな彼女らの動画がこれほど再生されている理由は、様々な要素が見事に融合して視聴者の興味をそそる映像に仕上がっているからです。

音楽センスもさることながらこれからの時代の映像制作における可能性を感じさせてくれます。

まずロケーションの素晴らしさがあり、母国イタリアの中でも自然遺産であるエオリア諸島のひとつヴルカーノ島で撮影されています。

活火山の火口付近で演奏しているので地面からは蒸気が噴き出し、その雄大さがよりライブの臨場感をアップさせています。

上空にはドローンが飛行しており、引きの映像を撮影することで周辺の海や麓の町並みなどが美しく映し出されています。

そして寄りの映像もアクションカムのような小型カメラにマウントを取り付けただけの機材で、これだけシンプルな構成でもダイナミックな映像が撮影できる時代になりました。

ドローンが頭上を通過したりドローン操縦士やカメラマンが普通に写り込んでいますが、それも含めて映像として成立しているのが面白いです。

これまでにもドローンを操縦して大自然を上空から舐めるように撮影して、後からBGMを追加するような動画はたくさんありますが、実際にその場で演奏する姿を撮影する映像は非常に珍しいです。

観客を入れてきっちりカメラ割りも決めた状態で撮影する方法もありますが、このライブに関しては一発取りで刻々と移り変わる景色と演奏を一度に楽しむことができます。

撮影機材がコンパクトに収まるようになったおかげで世界中どこでも迫力のある映像を撮影できるようになり、さらに音楽との融合で独自の世界観を演出することが可能になりました。

どんなに豪華なセットを組んでも大自然の風景に勝るものはありません。

昔はわざわざヘリコプターや飛行機を飛ばしたり、重たいカメラを担いで行かなければ撮れない映像が簡単に撮影できるようになり、編集もノートPCで十分なのでアイデアさえあれば例え少人数でも高品質な映像を世界へ発信できます。

また視聴者の動画再生時間が年々増加しており、より長尺の動画が好まれる傾向にあるので、30分を越すようなライブ映像の価値も今後さらに高まっていくはずです。

モバイル端末で5Gが普及すれば一気にその流れが加速していくでしょう。

ドローン空撮は誰しも考えつくので、さらにもう一歩踏み込んだアイデアが求められている気がします。

Giolì & Assiaはこの他にも#DiesisLiveタグでシチリア島の都市ミラッツォやイーゾラ・デッレ・フェンミネなどで撮影した動画を投稿しています。

それでは800万回以上視聴されているヴルカーノ島で撮影された美しいライブ映像をぜひご覧ください。

Giolì & Assia – #DiesisLive @Vulcano, Aeolian Islands [Handpan Set]