ドクダミ駆除の最適解か?除草剤不要で葉も収穫して有効活用する方法
Photo by Otota DANA
ドクダミとの賢い付き合い方:駆除と共存のバランス
日当たりの悪い庭や空き地にびっしりと生い茂るドクダミは邪魔者扱いされやすい存在ですが、古くから生薬や民間薬として利用されるほど利用価値の高い植物です。
ドクダミが嫌われる原因としては独特な臭いがあり、また地下茎に栄養を蓄えて繁殖するので、いくら引っこ抜いても次々と生えてくる厄介なところです。
ドクダミを駆除する時に絶対にやってはいけないのがクワなどで強引に掘り起こすことで、掘り起こす際に地下茎がちぎれてバラバラになり、刺激を受けた地下茎が生きようと必死に成長するので逆効果になります。
除草剤で駆除する方法もありますが、せっかくドクダミの葉が生い茂っているので収穫したほうがお得です。
そっとドクダミの根本をハサミでカットしてやると、ドクダミを刺激することなくすぐには葉が生えてきません。
すぐに葉が生えるようだとそれだけ地下茎に栄養が蓄えられている状態なので、掘り起こさなくてもドクダミの体力を把握することができます。
葉を落とし続ければ新たに栄養を作り出すことができないので、いずれ栄養を使い切って枯れていきます。
ハサミを使わず手で引っこ抜くと地下茎を刺激してすぐに葉が生えてきてしまうので、なるべく相手に気づかれないように少しずつ弱らせていきましょう。
成長しても背丈が大きくなる植物ではないので、群生させてもそこまで圧迫感があるわけではないですが、ハサミでカットしながらある程度エリアを制限してあげると扱いやすくなります。
白い花も綺麗ですし除草剤ですべて枯らしてしまうのは少しもったいないので、ドクダミとうまく共存できれば最高です。
いちいち管理するのが手間だと感じたら地植えのドクダミをすべて駆除して鉢植えで育てるというのもひとつの解決策です。
園芸品種もあるくらいなのでもともと観賞価値の高い植物であり、鉢植えにすることで地下茎が暴れまくることを防げるので管理しやすくなります。
広大な面積に生い茂るドクダミをひとつひとつ処理するのはかなり時間がかかりそうですが、家の周りに生えているドクダミくらいならこの方法で十分に駆除できると思います。
地下茎を傷つけないようにスコップで優しく掘り起こせるならそれでも良いかと思います。
ただ地上からは地下茎の場所が確認しづらく、少しでも切れ端が残っていたらそこから復活してしまうので、やはり根気よく葉と茎をカットするほうが確実です。
ドクダミ駆除に関しては庭づくり大好きおじさんというYouTubeチャンネルのこちらの動画が参考になります。
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