【西部劇】カウボーイコーヒーの淹れ方 焚き火やキャンプに合うワイルドな抽出方法


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西部開拓時代を舞台にした西部劇の映画などを見ていると、カウボーイたちが焚き火を囲みポットでコーヒーを淹れる光景を目にします。

牧場労働者として乗馬しながら日夜牛を追っているような生活のなかで、眠気覚ましに利くカフェイン入りのコーヒーが飲まれていました。

カウボーイ文化は現代まで続くアウトドアスタイルの基礎を作るのみならず、アメリカを形成するうえで欠かせない要素です。

銃を巧みに扱い衣服はテンガロンハットを被ってウェスタンシャツを羽織り下はジーンズというのが誰しも想像するカウボーイ像で、現代ファッションにも受け継がれています。

食べ物もオートミールや干し肉など携帯性に優れ保存が利きなおかつ栄養価の高いものが好まれ、必要最低限なものだけを持って移動するのがいかにもアウトドアマンという感じです。

後は嗜好品(というか水代わり?)のバーボンウイスキーや噛みタバコ、そしてコーヒー豆があれば完璧です。

カウボーイコーヒーの淹れ方ですが、カウボーイはコーヒーミルなんて持たないので、バンダナに包んだり麻袋にコーヒー豆を入れて石で叩いて粉にしたそうです。

コーヒー豆を挽くというよりも粉砕するので、不揃いな粗挽き程度の細かさだったのではないでしょうか。

それを適量ポットに放り込み水から4~5分煮出したコーヒー液の上澄みを飲む感じです。

早く沈殿させるため途中で冷水や卵の殻を入れたりするのもカウボーイコーヒーならではの特徴です。


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パーコレーターというコーヒーを抽出する器具も西部開拓時代に普及したようなので、ただポットで煮出す方法から徐々にパーコレーターなどで効率的に抽出する方法に置き換わっていったのかもしれません。


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いずれもコーヒーフィルター等を使用せず、現代のドリップ式のような上品な淹れ方とは対極に位置します。

抽出したコーヒー液を直火で加熱し続けると成分が酸化して味が落ちるという見解もありますが、ワイルドなカウボーイには上品なコーヒーは似合わないのでこれが一番です。

ポットで煮出すだけのシンプルさはパーコレーターにも当てはまりますが、故障することが少なく簡単に洗えるので野外活動に適した道具だと言えます。

先進国ではドリップ式で丁寧に淹れたコーヒーやエスプレッソマシンのように機械の圧力で抽出したコーヒーが主流ですが、世界規模ではカウボーイコーヒーのように煮出した上澄み液を飲む割合がまだ多いそうです。

ワイルドな雰囲気を楽しむために焚き火は欠かせませんが、最近では焚き火するにも場所を選ぶので、もしキャンプへ行く機会にカウボーイコーヒーを淹れて飲めばちょっとだけ西部劇の世界に浸れます。


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