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泡時計 awaglass シャボン玉液とポコポコ音に癒やされる時間を忘れるために作られた時計

デザイナー・美術作家として知られる寺山紀彦さんが立ち上げたプロダクトブランド『studio note (スタジオノート)』が制作したawaglass (泡時計)という作品。

砂時計が重力によって上から下へ落ちるのに対して、泡時計は下から上へと昇る空気の流れに着目しています。

砂時計はきちんと砂の量が調整されていればほとんど誤差なく毎回決められた時間で砂が落ちきります。

泡時計にはシャボン玉液が使われているため、気温や気圧の変化により毎回違った姿を見せてくれます。

砂時計はカップラーメンタイマーとして使ったり、優雅に紅茶を淹れるための道具として使われますが、泡時計はその都度時間が変わるので使い物になりません。

本来時計は時間を正確に知るために見るものですが、泡時計に関してはむしろ時間に追われずゆっくりと泡の動きや音に癒やされてほしいという思いが込められています。

単純に見て楽しむ時計といえば、よくお土産屋などで売られているオイルタイマーに近い印象です。

さらにポコポコと気泡が音をたて耳でも楽しめるのが泡時計の面白さです。

大人になると太陽の下で虹色に輝くシャボン玉を飛ばして遊ぶことも無くなり、常に時間を気にしながら生活するようになります。

時計であって時計でない泡立つ繰り出す芸術を眺める間はしばし時間の流れを忘れさせてくれます。

泡時計はきまぐれなので数秒で終わってしまうこともあれば、数分間続くこともあり常に違った表情を見せてくれます。

今やどんなに安い時計でも驚くほど正確に時を刻んでくれるのでそれが当たり前になっています。

しかし人はその日の体調や感情の変化によって時間の流れが早く遅く感じ方が異なります。

ガラス職人が一つ一つ手作りで制作しており、手荒に扱うとすぐに壊れてしまいそうな儚さがあります。

シャボン玉を飛ばしてもすぐに風に乗って消えてしまいますが、awaglassはいつまでもグラスの中で生まれては消えを繰り返しながら不確かな時を刻み続けます。

ストームグラスラジオメーターなど外気の影響により密閉空間の中で繰り広げられる現象に興味のある人ならきっと食指が動くはずです。