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防寒テムレス アウトドアのプロも愛用する透湿防水機能のあるコスパ最強の防寒手袋

2024年4月2日

近年ワークマンの台頭で機能性の高い製品を一般家庭にも取り入れる人が増えてきました。

日本に住んでいると真冬に野外で活動する時には手を保温するための防寒手袋 (防寒グローブ) が欲しくなります。

そんな防寒手袋界隈で圧倒的な評価を得ているのがショーワグローブの防寒テムレスという製品でワークマンでも手に入ります。

表面は防水ポリウレタンでコーティングされており外からの水を弾きながら内部の余計な湿気は逃してムレを軽減してくれます。

2層目は断熱効果の高い発泡ポリウレタンで冷気をシャットアウトして体温の低下を抑えます。

3層目は肌に直接触れるので柔らかいボアタイプの裏起毛になっており、手を入れてからすぐに保温力を発揮してくれます。

ワークマンで販売されているくらいなので、もともとは水産業・運輸・建築業などの現場向けに開発されたものだと思います。

その性能の高さが一部の登山やスノーボードをする人の目にも留まり、今ではプロの登山ガイドも推奨するほどの信頼性を誇っています。

最大の魅力は何と言っても価格の安さであり、雪山登山にも耐えうるほどの製品なのに驚くほど安価です。

No.281 テムレスは外見こそ似ていますが防寒性能がないため、誤って雪山登山で使うと凍傷の危険があるので注意しましょう。

No.282 防寒テムレスはそもそも裏地が付いている分だけ厚みが違いますし、価格も1000円以上するので判別するのは容易です。

防寒テムレスも万能ではないのであらゆる状況に備えて手袋は複数持っていくことが大事です。

コスパと性能に関しては文句なしの製品ですが、防寒テムレス唯一にして最大の欠点なのが見た目がダサいという点です。

明るめのツートンカラーなブルーに大きめのロゴのデザインがおしゃれとはかけ離れており、派手目なアウトドアウェアと合わせたとしてもさらに浮くほどのインパクトです。

防寒手袋なのに色のせいもあってか妙に寒々しく、せめて暖色系の方が視覚的にも温かみが出たと思います。

ユーザーの声が多数届いたのか2021年9月に新色のオリーブグリーンを発売し、ブルーよりも落ち着いた印象で使い勝手が良くなりました。

ショーワグローブというだけあって手袋をメインに作り続けている会社なので、ユーザーの声にも耳を傾けすぐに対応できる環境が整っているのでしょう。

ただし色違いなだけで製品としては同じなので大きめのロゴが付いたままなのは惜しいところです。

しかし防寒テムレスの進化はここで止まりませんでした。

アウトドア業界やSNSの注目を浴びるなか、防寒テムレスをアウトドアギアとして再構築したブランドTEMRESが誕生しました。

性能的には防寒テムレスと同じかと思われますが、色がどんな服装にも合わせやすいブラックでロゴもシンプルな英字ロゴに刷新されています。

順序としてはTEMRESシリーズの方が防寒テムレスのオリーブグリーンよりも先に発売されたので、TEMRESシリーズの経験を活かして従来品に落とし込まれたオリーブグリーンが一番価格と見た目のバランスが良いです。

TEMRESシリーズは生産量が防寒テムレスほど多くないのか、デザイン料が加算されているのかわかりませんが、価格が防寒テムレスよりも若干高めです。

カフ付きのドローコードで裾が絞れるタイプやアラミド繊維とステンレスワイヤー糸を使用したタイプなど防寒テムレスとの差別化を図った製品もあります。

これまで業務用感の強かった防寒テムレスでしたが、企業努力によって王道のブルー、新色のオリーブグリーン、洗練されたブラックと選択の幅が増えより魅力的な防寒手袋になりました。