夏の入浴時間は短くカラスの行水だがしっかり汗をかく
観測史上最速の6月に梅雨明けした関東甲信地方ですが、寝苦しかったりワールドカップを見て夜更かし気味な人も多いでしょう。
私はシャンプーや石けんを使わずほぼお湯だけで洗い流すだけの生活を数年間続けていますが、夏場になると湯船にも浸からなくなるので入浴時間がさらに短縮されまさにカラスの行水になります。
サッカーの試合ではハーフタイムが15分ですが、風呂を出てドライヤーで髪を乾かして歯磨きしても十分収まります。
入浴時間は一年を通して一定ではなく、寒い時期ほどゆっくり湯船に浸かり体を温め、暖かくなるにつれて時間が短くなるという変動式の入浴方法です。
夏でも湯船に浸かる方が快眠やリラックス効果が高いと言われていますが、体が温まりすぎると冷めるまで汗だくで過ごさなければならないので不快感があります。
真夏であっても冷房を付けて寝ることはないので、体が冷えすぎることはないと思います。
都市部だと日中に温まった空気が夜になっても冷めきらず、エアコン無しでは暑くて寝られない場所もあるでしょう。
ぬるま湯で軽く体を洗い流しただけでも湯上がり直後はしっかりと汗をかくほど体が熱を持っているので入浴効果は少なからずありそうです。
夏はカラスの行水でそれ以外はゆっくり体が温まるまで湯船に浸かる感じで季節は移り変わっていきます。
野生動物はそれこそ水浴びや砂浴びをするだけで健康に暮らしているので、人間だけ過剰に洗浄する必要があるとは思えません。
人間はただでさえ体毛が少なく地肌がむき出しになっているので、汚れが蓄積しにくい特徴があります。
皮脂は紫外線から肌を守るバリアの役目も果たしているので、あまり落としすぎると紫外線の強い夏には肌への負担が大きいです。
体を石けんで洗わないと臭くならないかという心配がありますが、たしかに汗をかけば汗臭いと感じる時はあります。
しかしこれは石けんで洗っていたころにも感じられた事なので、特に体の洗い方が原因だとは思いません。
ぬるま湯で洗い流せば汗と一緒に臭いも消えて無くなるので、水で洗い流すことが臭いを抑えることにつながります。
風呂上がりには必ずコップ1~2杯の水を飲むようにしており、それによって発汗を促しますが、その汗はほとんど水なのか汗臭くはなりません。
あと石けんで表皮を毎日リセットしていないので、フェロモンなのか人間本来の匂いが出てきてそれが不快ではないのです。
おそらく洗剤の香りなども混ざっているとは思いますが、何とも言えない落ち着く匂いがします。
世界的に見れば日本人の入浴頻度は高く、欧米と違いジメジメと蒸し暑いからだとしても江戸時代くらいまではそれほど入浴頻度は高くなく近代化によるものだと考えられます。
毎日使うものではないから自宅に風呂を設置するよりも銭湯が発展したのはそういう背景もあるでしょう。
そう考えると数日に一度の水浴び程度でも何の問題もなく過ごせるのではないでしょうか。
さすがに30度を有に超えるような蒸し暑い日には汗を洗い流してスッキリしたいですが、冬なら汗の不快感に苦しまずに済みます。
今の時代万人に薦められる行為ではありませんが、もし何らかの理由で入浴ができなくても肌のバランスが保たれやすいはずです。
シャンプーや石けん在りきのバランスだとそれが一度崩されるので、その時に不快感を感じてしまう恐れがあるからです。
自己満足ではなく他人にも配慮するのであれば、なるべく臭いを抑えたいところですが、それも常在菌のバランスによる影響が大きいです。
これからも常在菌が活動してるところを申し訳なさそうにサッとお湯で洗い流す日々が続くでしょう。
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