春は山菜採りの季節!山菜・野草のガイド本や図鑑があれば非常時の食料確保にも役立つので一冊あると便利
春といえば山菜採りの季節と言えるほど冬眠から目覚めた植物たちがいっせいに芽吹き活動を始めます。
今でこそハウス栽培で年中たくさんの種類の野菜が売られていますが、昔はそれほど多くの野菜が収穫できる時期ではないので山菜や野草は貴重な食料だったでしょう。
柔らかい新芽や若葉を採って食べるので収穫できる期間が限定されており、スーパーや八百屋からではなく自分で収穫した食べ物なので新鮮で美味しく感じると思います。
ただし自分が所有している土地以外では勝手に山菜採りをしてはいけない場所が多く、事前にきちんと確認したり許可を得る必要があります。
特別地域以外の国立・国定公園、自然公園、近所の里山、河川敷など商業目的ではなく個人で楽しむ程度なら問題ない場所が探せばそれなりにあります。
山菜採りに必要なものはそれほど多くなく山奥へ採りに行くようなケースを除けば道具はほとんど使いません。
タケノコ掘りだったり本格的な山菜目当てだとスコップがいりますが、基本的に柔らかい部分を収穫するので手で軽く力を加えれば簡単に取れるものがほとんどです。
スコップや山菜掘りで根こそぎ収穫するとその場所から植物が取り除かれてしまうので、最悪の場合は再生せず翌年から同じ場所で収穫できなくなってしまいます。
タラの芽なども二番芽・三番芽と一株からいくつも摘みすぎると枯れることがあるので、植物の生存に必要な部分の見極めができないなら取りすぎてはいけません。
山菜採りは道具よりも知識のほうが重要で、誤って毒のある植物を採ってきて食べてしまうと最悪死に至る場合があるので、食べられる山菜や野草を見極められる目を養わなくてはいけません。
キノコ類は見分けるのが難しいですが山菜や野草であればきちんとした知識を持っていれば初心者でも見分けがつきます。
知識をつけるのに最も有効なのは山菜・野草のガイド本や図鑑を読むことです。
特に現地に持ち込んでも邪魔になりにくいポケットサイズの書籍が一冊あると写真と実物と比較できるのでより精度が高まります。
大きな本の方が情報量が多く自宅で読むには適していますが、初心者のうちは現地で見返したくなるのでポケットサイズの方が扱いやすいです。
山菜・野草に関する書籍は山菜採りだけでなく、非常時の食料確保にも役立てることができます。
自らそこら辺に生えている草を採って食べるというシチュエーションはあまり現実的ではありませんが、山での遭難や食糧危機など他に食べるものがない時に知識があれば生存率が上がります。
Amazonでも防災グッズとして購入したというレビューがあり、そうした意識を持っている人も少なからずいるので間違いではないでしょう。
毒草との見分け方や食べる前の下処理など知っておくべき情報がコンパクトにまとめられているので、パラパラとめくって眺めるだけでも十分に楽しめる内容となっています。
昔の人は自然との距離が近く書籍に頼らなくても口伝てや経験を通して知識が身につきましたが、現代人はそうした機会が少ないので書籍から知識を吸収すれば良いと思います。
山菜採りでもしないと身近な草をまじまじと観察することがあまりないので、山菜や野草だけでなく周りの木々や鳥や虫まで含めて観察できればきっと心が豊かになります。
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