自転車は燃料を使わない移動手段 ガソリン価格の高騰や人手不足による交通インフラの崩壊が始まっている
自転車は日本でよく乗られている乗り物のひとつですが、燃料を使わない移動手段として非常に優れています。
近ごろのガソリン価格の高騰や人手不足による交通インフラの崩壊が始まっているなか自転車の価値は上昇していくでしょう。
自動車のガソリンは防災対策として常に満タンにしておくことが推奨されていますが、それだけ燃料は車両の生命線であり、燃料切れを起こした乗り物は移動手段として役に立ちません。
また人手不足によるバスの減便が相次いでおり、自動車を持っていなければ自転車やタクシーを使わなければ生活できない環境に変わってしまった地域があります。
高齢者や病気で通院を余儀なくされている人は命に関わる問題なので、本来は減便する前に運賃値上げなど根本的な解決をするべきです。
物流・運送業界もこの影響をもろに受けており、働き方改革法案によりドライバーの労働時間に上限が課される2024年問題やインボイス制度によって、これまでのような配送が望めなくなる可能性があります。
地方だと自動車が必須のような感じですが、自転車でも運搬に適した構造であれば大抵の荷物を運ぶことができます。
たしかに自動車の方が楽に運搬することができますが、ガソリン代がさらに上がるようなことがあれば自動車自体を維持することが難しくなります。
ガソリンスタンドの数も年々減少しており、ガソリン車の立場はますます厳しくなりそうです。
オランダの首都アムステルダムやデンマークの首都コペンハーゲンなどヨーロッパ諸国では、自転車を交通インフラとして機能させる整備が進んでおり、石油燃料に依存しない都市を目指しています。
日本の都市はヨーロッパのように平坦ではなく、道路も狭いので自転車レーンを整備しにくい環境ですが、それでもママチャリが普及しており世界的に見れば自転車大国だと言えます。
まだ電気自動車がそれほど普及していないなかで、あらゆるものが値上がりしていくと日用品の買い出し程度なら自転車に乗っていくのが最適な時代になっていくのではないでしょうか。
実際に都市部では自動車を所有しておらず自転車だけで生活していて何の不満もない人も存在します。
積載量の多い自転車であれば渋滞や駐車場の煩わしさを回避しながらたくさんの荷物を運べるので不自由しません。
雨の日には自分も荷物も濡れてしまいますが、レインカバーを被せたり、そもそも雨の日は買い物に行かなければ良いだけです。
ネット注文がすぐに配送されて手元に届くのが当たり前な時代が終わろうとしており、交通インフラも様々な問題を抱えるなかで、自転車の在り方も変化していくでしょう。
無免許で誰でも乗ることができるので何かと軽視されがちな乗り物ですが、将来性やポテンシャルは計り知れません。
https://www.youtube.com/watch?v=756fJPKf0Kc&ab_channel=ExperienceEurope
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