日本人がマスクを外さない理由 COVID-19の5類感染症へ引き下げや夏の猛暑で着用率は下がるか?
コロナ禍の影響で年中マスクを着用するのが普通になってしまいましたが、2023年3月13日より屋内・屋外を問わず着用は個人の判断に委ねると政府が提言しました。
そもそもマスクを着用するもしないも個人の自由なので改めて言うようなことでもないですが、日本人は世間の風潮を重んじる性質があるので本当は外したいけど我慢して付けている人も一定数います。
何かきっかけがないと外しにくいというのもあるので、マスクを外しやすいきっかけを与えてくれたと思えば良いです。
私は花粉症なのでコロナ禍になる前から春には花粉症対策としてマスクを着用しており、6月下旬くらいまではマスクを着用しているのが当たり前でした。
花粉症でなくとも化粧をする手間が省けたり、周囲に顔を晒さないので気軽に外出しやすいことにメリットを感じる人も多いでしょう。
真冬には冷たい風から顔の薄い皮膚を保護してくれたりもしました。
学校では入学から卒業までずっとマスク生活を強いられ、クラスメートの素顔をほとんど見ることなく学生生活を終える学生や生徒もいます。
たかがマスクですがマスクによって人生が変化する場面も少なくないでしょう。
マスクを外すタイミングとしては5月8日に新型コロナウイルスが5類感染症に引き下げられるので、それもひとつのきっかけになると思います。
季節性インフルエンザと同等の扱いになれば手洗いやうがいなど他の感染症と同じレベルの衛生管理に落ち着くので、ようやく日常生活が戻ってきそうな感じです。
政府は基準を曖昧にして個人の判断に委ねて責任を取らない姿勢が強く、ヘルメットに関しても自転車が努力義務になるのに対して電動キックボードはノーヘルでも良さそうな雰囲気を作り上げています。
厳密には電動キックボードも自転車と同じ努力義務なので、罰則がないだけでヘルメットを着用することが好ましいですが、曖昧な方へ持っていきがちです。
マイナンバーカードも保険証との紐づけでごちゃごちゃしており、政府と個人の感覚が上手く噛み合っていない印象です。
本来ワクチンを打たずマスクを着用しなくても罰則はないですが、社会が作り上げた風潮のなかで我々はコロナ禍を生き抜いてきました。
ワクチンの無料接種もじきに終わり、より個人の判断に委ねられることになりますが、本質的には最初から何も変わっていません。
マスクを着用することによって生きることが楽になった人もいるので、一概にマスクを外すことが正しいとは思いませんが、今よりも自然にマスクを着脱する判断のしやすい風潮になれば良いと思います。
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