弾の代わりに矢を放つ自転車のペダルとギアクランクで自作したパワフルなスリングショット (パチンコ)

スリングショット (パチンコ) はゴムの特性である弾性変形を利用した原始的な道具ですが、同じ原理を使用して弾の代わりに矢を放つパワフルなスリングショットを自作する人が現れました。

ポケットショットという袋状のゴムを引いて飛ばすおもちゃにも矢を装填するタイプがありますがそれに近いです。

材料も特別なものではなく使い古された自転車のペダルとギアクランクをほぼそのまま利用しています。

矢をギアクランクの穴に通すことで安定感が増し、ペダルをしっかり握ることで射撃精度を高めています。

錆びたギアクランクを綺麗にし穴を開けてからグラインダーで削ることで表面を滑らかにします。

開けた穴にゴムチューブを通して塗装すれば自作スリングショットの出来上がり。

シンプルな構造ですが金属の缶をたやすく貫通するほどの威力と精度を兼ね備えています。

沼へ行き動きの素早い野生の魚を静かに仕留めることのできるスリングショットは侮れません。

クロスボウの所持を許可制とする改正銃刀法が2022年3月15日に施行される見通しで、厳罰化はクロスボウによる凶悪事件が相次いで発生したことが関係しています。

ドローンもそうですが一部の不届き者によって自由が制限されるのは残念ですし、社会が何に対しても厳罰化へ向かうのはあまり良い傾向ではありません。

もし弓による凶悪犯罪が相次いだら弓が取締の対象となり弓道部は成り立たなくなるのでしょうか?

許可制にしたとしてもたかが人力で弦を引くだけの道具にも縛りを設けるのは滑稽です。

スリングショットが今すぐ所持禁止になる可能性は低いですが、高性能なスリングショットは違法エアガンよりも遥かに威力が高いので、犯罪に利用されることが増えれば目を付けられるかもしれません。

現在でも理由なくバッグの中に入れておくと軽犯罪法や地域の条例に引っかかりますし、スリングショットで遊んでいると不審者として通報される可能性もあります。

本来はとても便利な道具のはずですが昔ほどおおらかな時代ではないので使える場面は限られてきます。

人から道具を奪いとこれまで培われてきた文化や技術が伝承されなくなるので、出来ることを制限すればするほど人は退化していくのだろうと思います。

道具の使い方を知らなければ使い所や力加減もわからないので、そうした人が扱う道具こそが一番怖いものです。

スリングショットに興味がある人はぜひ正しい知識を学んだうえで道具の技術を磨いてください。

How To Make Amazing Powerful Slingshot From Bicycle Chain Ring | Chain Ring Slingshot VS Huge Fish

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Posted by Coro