アウトドアブランドのロゴTシャツはデザインだけでなく機能面でも優れている

2020年5月8日

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Photo by Outdoor Gangster

毎年のように耐え難い猛暑になる日本の夏ですが、高温多湿に加え吹き出す汗により濡れるので綿100%のTシャツでも不快に感じる時もあります。

こうした過ごしにくい季節には綿100%ではなく、化学繊維が含まれたものやポリエステル100%など吸汗性と速乾性に優れた衣類を身につけることで不快感が軽減されます。

これに該当するのは運動するために開発されたスポーツウェアアウトドアウェアなどでしょう。

しかしスポーツウェアの場合はうまく取り入れるとお手軽スポーツMixの出来上がりなのですが、スポーツウェアブランドはアパレルとガチなスポーツウェアが分かれていることが多く、ガチな方を普段のファッションに取り入れるのは難易度が高くなります。

例えばこれはアディダス定番のトレフォイル (三つ葉)Tシャツですが、アディダスの歴史あるロゴで他のスポーツ向けロゴよりも人気があり、アパレルのオリジナルスで使われています。

ファッションを意識した作りなので着心地のよい綿100%ですが、これで夏に動きまわると汗でビショ濡れになります。

一方ガチなスポーツウェアはもちろんポリエステル100%で、街着として着こなすのはなかなか難しいです。

これは特に派手な色ということもありますが、作り自体もかなり違うのでうっかり着て行くとランニングする人に見えます。

それに対してアウトドアウェアというのは、現地で寝泊まりしたり生活することも含めてデザインされているので、機能性はもちろん見た目も損なわないTシャツが作られています。

本来は見た目なんて二の次で機能性が第一ですが、よりブランドイメージを向上させるべくデザインにも気を配った製品が増えてきました。

そして2016年にユニクロのUTが100年以上続く歴史ある企業とのコラボレーション企画『ザ・ブランズ』を実施したり、Lee (リー)Levi’s (リーバイス)などのワーク系のロゴTシャツがプッシュされたりと、ロゴTシャツを堂々と着てみようという流れがあります。

Festival style, to a tee. #LadiesInLevis

Levi's®さん (@levis)が投稿した写真 –

こうした前提を踏まえたうえで、すべてのいいとこ取りをしているのが、アウトドアブランドのロゴTシャツというわけです。

街着にするのに抵抗がある場合は部屋着としても優秀なので、好きなアウトドアブランドのロゴを身につけて企業を応援しましょう(笑)

代表的なアウトドアブランドのロゴTシャツ

THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス)

こちらはポリエステル65%・綿35%ですが、似たようなデザインで綿100%のもあるので要注意。ノースフェイスのロゴは改めて見るとカッコイイですね。

MAMMUT (マムート)

綿60%・ポリエステル40%で肌触りの良いTシャツ。マンモス印でおなじみのマムートですが、ロゴが若干アレンジされてたり、肩の部分に刺繍が入っていたりと凝った作りです。

MILLET (ミレー)

フランスのブランドのミレーはどうでしょうか。ドライナミック™ クイックドライ ポリエステル 100%という自社開発の素材が使われています。これまで多くのアルピニストたちをサポートしてきた実績があります。

patagonia (パタゴニア)

オーガニックコットン50%・消費者から回収されたリサイクル・ポリエステル50%で環境にもやさしい。元からデザイン性の高いブランドなのでTシャツのデザインも豊富です。

HAGLOFS (ホグロフス)

ポリエステル100%だとテカテカして見えるのもあるので、街着にするTシャツは選ぶ必要がありますね。

Columbia (コロンビア)

本格的なアウトドアウェアは作っていないカジュアルアウトドアブランドですが、街着にはこのくらいの機能性で十分なのかもしれません。コットンライクジャージィ (ポリエステル100%)という素材で多少肌触りが良いのでしょうか。

Marmot (マーモット)

もろにポリエステル100%のメッシュ素材なので街着に対応できるのかわかりませんが、うまく取り入れると汗をかいてもすぐにサラッと乾いて快適な夏を過ごせそうです。

まとめ

アウトドアブランドのロゴTシャツを紹介すると意気込んで記事にしてみたものの、実際に使えそうなのはそれほど多くはありませんでした。

ざっと調べただけなので調査不足なだけかもしれませんが、一般的な天竺編み (平編み)で綿100%のTシャツはアパレルという認識です。

アウトドアブランドであってもTシャツはやはり着心地を考えて綿100%だったり、逆に完全な登山向けメーカーはデザインもガチ寄りになっていたりとデザイン云々ではありませんでした。

アウトドア全般に手広く商品展開しているようなブランドが、ほどよいバランスで成立している感じです。