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「冒険」とは何か?サバイバル登山家・服部文祥が語る、現代における「個人的な新発見」と自給自足の純度

服部文祥と愛犬ナツ

皆さんは「冒険」と聞いて何を思い浮かべますか?未開の地を踏破したり、人類未踏の高峰に挑んだりする、壮大なスケールの旅でしょうか。しかし、サバイバル登山家として知られる服部文祥氏は現代における冒険の定義を、私たちに問いかけます。

今回ご紹介するYouTube動画は服部氏が愛犬ナツと過ごす一日を追ったドキュメンタリーです。この映像から見えてくるのは彼が「個人的な新発見」と呼ぶ、身近な生活の中にある冒険の姿でした。

壮大な自然の中で自給自足の生活を送りながら、その日々をどのように捉え、そして何を目指しているのか。彼の言葉から豊かな人生を送るためのヒントを探ります。

狩猟生活に通じる、ユニークな農業スタイル

服部氏の生活の基盤は文字通りの自給自足です。彼は畑で農業を営んでいますが、その方法は私たち一般人が想像するようなものとは少し違います。木や落ち葉といった有機物を土に混ぜ込み、自然の循環を活かすユニークなやり方を実践しています。

彼はこの農業スタイルを「狩猟生活に似ている」と表現します。自然の営みを深く理解し、その流れに身を任せる。それはまさに、自然と一体となり、その恵みと共に生きる狩猟者の知恵と共通するのかもしれません。

ヤマブドウを使ってジャムやシロップを作ったり、近くの湧き水を生活の貴重な水源として利用したり、彼の生活は都会の喧騒から離れた、自然との調和を体現しています。

「個人的な新発見」が冒険を続ける理由

服部氏は現代において「人類の新発見」はもはや存在しないとしながらも、だからといって冒険が終わったわけではないと語ります。彼が冒険を続けるのは「個人的な新発見」がそこにあるからだと言います。

これは壮大な偉業だけが冒険ではないことを教えてくれます。誰もが日々の暮らしの中で、新しい発見や気づきを得ることができます。新しい料理に挑戦したり、近所の小道を散策したり、未経験の趣味を始めたり。

そうした小さな一歩もまた、自分だけの冒険となりうるのです。服部氏の言葉は私たち自身の日常にも、未だ見ぬ「新発見」が隠されていることを示唆しています。

自宅で収穫した野菜

愛犬ナツとの狩猟が教えてくれる「協調」と「新たな技術」

動画の中で特に印象的なのは愛犬ナツとの狩猟のシーンです。服部氏はナツと一緒に行動することで、一人では決して得られない経験があると話します。

ナツが獲物を見つける姿や共に新しい狩猟技術を身につけていく過程は彼にとって大きな喜びです。特に逃げていく鹿の匂いを追いかけるナツの姿には、たまらないワクワク感があると言います。

これは単独の力だけではなく、他者(この場合は犬)と協力することで、冒険がさらに豊かになり、思わぬ発見や感動が生まれることを示唆しています。彼とナツの関係は人と自然、そして他の生命との共生がいかに人生を深く興味深いものにするかを物語っています。

自給自足の「純度」を高めること

服部氏の今後の目標は移動の範囲を広げることよりも今の生活をより深く追求すること。つまり、自給自足の「純度」を高めることだと語っています。自分で米や麦を育てチャパティを作るなど、生活のすべてを自分たちの手で生み出していくことに興味があると話します。

これは単なるサバイバル技術の追求ではなく人間と自然、そして自分自身の内面を深く見つめ直す究極の冒険なのかもしれません。私たちは多くのものを便利さや効率のために外部に委ねていますが、服部氏の生き方は自分たちの手で生み出すことの価値を再認識させてくれます。

この動画は私たちに「冒険」の概念を再定義させてくれます。偉大な冒険家だけが冒険者なのではなく、誰もが日々の生活の中で、自分だけの「個人的な新発見」を見つけられる。

そしてそれは豊かな人生を送るための大切なヒントとなるでしょう。服部氏の言葉と生活は、私たちが日々の忙しさの中で忘れがちな本質的な豊かさとは何かを問いかけているのです。

【冒険者たち。】サバイバル登山家・服部文祥さんと、愛犬・ナツ。一人と一匹、冒険者たちが過ごす一日

サバイバル

Posted by Coro