オーデュボン バードコール 小鳥のさえずりに似た音を出して野鳥とコミュニケーションが取れる道具


Photo by MamaOwl

普段生活する中でよほど野鳥好きでなければ野鳥をまじまじと観察する機会はそうありませんが、バードコールを持ってアウトドアへ出かけると野鳥との出会いが楽しみになります。

民家の周辺にはスズメ・ハト・カラスといった特別珍しくない鳥を見かけますが、よく観察したり少し自然の多い場所へ行くと実に多くの種類の鳥を出会えます。

バードコールを使ってそうした鳥たちとコミュニケーションが取れたら、より野鳥に興味が湧きその周囲の自然まで意識が及ぶでしょう。

バードコール自体はとてもシンプルな道具で木材とアイボルトのような握りやすいネジがあれば自作することも可能です。

特に木材の種類や硬さに関係なくアイボルトの太さに丁度よい穴をあければ基本的には鳴るようです。

木材と金属の摩擦力を高めるために松ヤニの粉を少しだけ塗布する事があります。

既製品であればアメリカの鳥獣保護団体であるAUDUBON (オーデュボン) のバードコールが有名です。

100年以上前からアメリカのハンターによって使用されてきた歴史があり、デザインもおしゃれで軽くひねるだけで良い音が鳴ります。

2020年にはストリートブランドの代表格であるSupreme (シュプリーム) とコラボして本体にブランドロゴをあしらったモデルを発表しました。

バードコールはあくまで小鳥のさえずりに似た音を出す道具なので、鳥からすれば何を言ってるのかわからないけど何となく鳥の関心を引く程度でそれをコミュニケーションと呼べるかは微妙です。

人間に当てはめると人間の声のような音で何かブツブツとつぶやいているような感じでしょうか。

もし鳥の鳴き声を分析してそれに近い音を自在に出せれば、それなりに意思疎通ができるかもしれません。

希少な鳥の生息地や繁殖期にバードコールを使用すると鳥のストレスになる可能性があります。

ただし未開の土地でも無い限りは常に人間の出す音に接しているので、そこまで神経質になる必要はないでしょう。

バードコールの音を不快に感じる人はそれほどいないでしょうが、室内や人口密集地で鳴らしまくると不自然に感じるので、野鳥観察の時以外に鳴らす場合は注意しましょう。

それにバードコールを鳴らしたからといって野鳥が集まってくるわけではないので、過度な期待はせず野鳥が興味を示して寄ってきたらラッキーくらいの気持ちで使ってください。

小さくて持ち歩きやすく紐をつければ首から下げられるので、散歩やバードウォッチングの際に持っていき、野鳥を見かけたら鳴らしてみるとちょっとした時間でも癒やされます。

Audubon Bird Call: ATTRACT BIRDS the easy way!