アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶でアルコールストーブを自作する MYOG入門
MYOG (Make Your Own Gear) とはおもにアウトドア道具を自作することを指す言葉で、市販品にはない超軽量な道具だったりを身の回りにあるものを利用して作ります。
その中でもアルミ缶を使ったアルコールストーブは加工しやすく簡単に作れて実用的な道具なので人気があります。
素材も本来ならゴミとして捨ててしまうものなのでお金がかからず、理想のアルストを求めて何回も自作するほどハマる人もいます。
タープやバッグ系も人気がありますが加工するのにミシンが必要だったり、素材もそれ用に購入しなければいけません。
アルコールストーブの加工であればカッターやハンドドリルがあれば作ることができます。
アルミ缶を加工する際に若干手間がかかるのがプルタブが付いている方の口をくり抜く時ですが、これがすでに開放された状態であれば加工がより簡単に済みます。
とはいっても広口のアルミ缶はなかなか売られていませんでしたが、2022年から販売開始されたアサヒスーパードライ 生ジョッキ缶の登場でアルコールストーブの自作がしやすくなりました。
生ジョッキ缶は名前の通り自然に発生する細かな泡を楽しむために広口になっており、これがアルコールストーブを作るのに最適なのです。
飲み口は最初から滑らかなのでヤスリがけする必要がなく安全に作業できます。
側面のアルミは薄いのでカッターで切れ目を入れると手で押し込むだけで綺麗に避けていきます。
上部にジェット孔を空けるタイプのアルコールストーブを作るならハンドドリルやキリなどが必要になります。
下記の自作アルコールストーブを比較する記事を見ると、サイドバーナー式が火力と燃費のバランスが良さそうです。
またサイドバーナー式は上部にクッカーなどを置いても使えるので、アルコールストーブ自体が五徳になります。
アルコールストーブとは別に五徳を用意するとそれだけで重量がかさむので、サイドバーナー式は実質的に五徳分の重量まで削減してくれます。
アルミ缶の塗装を残したままでも自作感があって好きですが、研磨剤で磨いたりヤスリがけをすれば市販品に劣らないくらい見栄えがアップします。
市販のアルコールストーブはチタンやステンレスで丈夫ですが、軽さではアルミ缶には敵いません。
アルコールストーブの自作は超軽量ですが安定性や耐久性には欠けるため、それを踏まえた上で楽しむことが大切です。
自作したアルコールストーブをテストする際も火器なので基本的には屋外で行うようにしてください。
アルコールストーブはもとからそれほど重いものではありませんが、それでもグラム単位で重量を切り詰めたいウルトラライト思考の人や単純にMYOGに興味がある人ならぜひ挑戦しましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません
この記事のトラックバックURL
新着記事
一部の人だけが知っているスイスアーミーナイフ (ビクトリノックス) 秘密の機能60選
スイスアーミーナイフ (ビクトリノックス) は様々な機能が集約された便利ツールで ...Mon Bazou メープルシロップ中毒のカナダ人が車いじりやメープルシロップ製造に勤しむカナダ版マイサマーカー
My Summer Car (マイサマーカー) は90年代後半の北欧フィンランド ...備蓄用乾電池にはFDK (富士通) プレミアム Sタイプやマクセル ボルテージなど『10年間液もれ補償』付き乾電池がおすすめ!
防災グッズには乾電池で動かすものが多く、いざという時のために大量の乾電池を備蓄し ...被災したら片付け前に必ず自宅の被害状況を写真撮影すること!罹災証明書交付の申請書も用意すれば完璧
自然災害の影響を受けやすい日本では時に自宅を破壊するほどの被害に遭う可能性があり ...ティンカースモールは冒険野郎マクガイバーが最も愛用していたスイスアーミーナイフで人気の火付け役となった
Photo by spotern 冒険野郎マクガイバーは80年代から90年代にか ...ピックアップ記事
カテゴリー
このブログを購読