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純正のハクキンカイロ専用ベンジン (おじさんベンジン) は生産終了するも指定ベンジン2製品が代わりに販売されている

一時は使い捨てカイロによって消滅しかけるも時代の変化によって使い捨てないカイロとして人気が再燃したハクキンカイロですが、2017年8月をもってハクキンカイロ専用ベンジン (おじさんベンジン) の生産が終了しました。

廃盤のご案内 – ハクキンカイロ

もう何年も前の話ですがハクキンカイロを購入して以来ずっとZIPPOオイルばかり使ってきたので、生産終了するなら一度でも純正オイルを買っておくべきだったと後悔しています。

初めてハクキンカイロを使う人にも取りあえずハクキンおじさんでそろえておけば間違いないという製品だったので、燃料選びに困ることはなかったでしょう。

綺麗な女性や可愛いキャラクターではなく笑顔のおじさんを全面に押し出したレトロなパッケージは昭和の残り香が漂っています。

ハクキンカイロも純正オイル難民が発生しないようにきちんと受け皿を用意しており、エビスベンジンNTベンジンの2製品がハクキンカイロ指定ベンジンとしてリニューアル販売されています。

パッケージは違えど成分は純正オイルとまったく同じということで、特に使い心地の変化を気にしなくても良さそうです。

指定外のベンジンやホワイトガソリンも使えますが、発熱が弱かったり色素沈着したり臭いがベンジンよりきつかったりするので、なるべく指定の製品を使いたいところです。

一見安く買えたと思いきやカイロ専用ベンジンよりも持続時間が短かく燃料の減りが早いと感じる場合があります。

その点においてはハクキンカイロ専用ベンジンはとてもバランスが良く総合点の高い製品でした。

ZIPPOオイルについては一応ZIPPOハンディウォーマーというハクキンカイロのOEMに使われているため、ハクキンカイロで使用しても特に問題はありません。

年月の経過した古いベンジンをハクキンカイロに使用するのは止めたほうが良いですが、もし空の純正ボトルが残っていたらもう手に入らないので大切に保管しておいてください。

ベンジンが安く手に入ればそこそこのコストパフォーマンスですが、最近では充電式カイロなども登場しているので手軽に使えるのは後者です。

しかしアウトドアでの使用に関しては圧倒的な熱量の差があるので、温もりが違いハクキンカイロの地位が揺らぐことは当分ないでしょう。

ベンジン独特の臭いが苦手という人もいますが、私はあの臭いを嗅ぐだけでも冬の到来を感じることができるので割と好みです。

石油ストーブから漂う温まった空気に含まれる灯油の臭いに近い感覚です。

これはエアコンなどの電気製品では感じることのできない嗅覚を刺激する特徴です。

急な方針転換で露出が減ったハクキンおじさんですが、まだ本体のパッケージで生き残っているので、これからも笑顔を絶やさずに頑張って欲しいものです。