横浜にある建築家・保坂猛の自宅 屋内でもなく屋外でもない家 LOVE HOUSE

建築家の自宅というと何にも縛られずに自分が本当に住みたいと思う家を作ると思います。
そこには建築家のこだわりや仕事で培ってきた経験が詰まっており興味深いものです。
建築家の保坂猛 (ほさか たけし)さんはわずか幅3m・奥行10mの敷地に建てられた木造2階建ての自宅に夫婦で暮らしています。
パッと見た印象は四角い白い箱のような極めてシンプルな外観でいかにもデザイナーズハウスという感じがします。

玄関を開けるといきなり2階へと続く階段が現れ、わずかにスロープを描きながら登っていきます。

階段を上っていくとこの家で一番特徴的な木が家の中に植わっています。
この建築の凄さはこれだけ限られたスペースなのに、あえて木を植えて屋根もなく雨や風が入る構造にしてあることです。
普通はいろいろできる限り敷地内にめい一杯詰め込みたくなりますが、余白を残すことで狭さを感じさせず安らぎを与えてくれる空間になっていると思います。
『屋内でもなく屋外でもない』をコンセプトとした自宅であり作品なので、どこかこの空間だけ外部から遮断されゆっくりとした時間が流れているような気がします。

キッチンやシャワーなど狭いなりにも必要な設備は整っており、生活のしやすさもしっかりと考慮されています。

トイレのドアが便器につかえて完全には開きませんが、こういうものだと慣れてしまえば特に使いづらさは無いのかもしれません。

通路も自分の肩幅と同じなので通るときもギリギリです(笑)

寝室もこのスペースに夫婦で寝るので決して広いとは言えません。

シンボルの木にはいつからかバッタが何匹も住み着き、毎年卵を産んで世代交代しながら共生しているようです。

建築家でお金に不自由なわけでもない立場の人間がこうして極小住宅に住む理由とは何なのでしょうか?
他の作品を見てもシンプルだけれど細部まで計算されているはずなので、自宅においてもそれを貫き通している感じを受けました。
このような建築に遭遇すると狭いことは決してデメリットばかりではなく、アイデアが湧き出す源泉にもなるのだと実感しました。
Takeshi Hosaka Architects








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コメント一覧
自分たちさえよければいい家。
周囲との調和を完全に無視してる。
日本では都市計画という観点が欠けているので、
それぞれ好き勝手に家を建てられる状態ですね。
それが良いのか悪いのかは微妙なところですが。
白い壁に長方形の家って要素が少なくて周囲のどんな家とも調和するのでは?
特徴的な窓枠や壁の質感も無いからミニマルなモダン建築が景観を乱す存在とは思わないけどな
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