お金の使い道を見極めることで、豊かな時間を過ごせるという話

お金を握りしめる赤ちゃん

お金が充分貯まったら、何に使えば良いのでしょうか? そのお金を最大限に有効活用したり、幸福感をめいっぱい得たりするには、どうすればいいのでしょうか? この問いに対する答えを見つけるにはまず、1日のうち、何にどれくらいの時間をかけているかに注目し、それから、その割合に応じてお金を分配してみましょう。私はこれを「コンフォート原則」と呼んでいます。

引用元:ライフハッカー | 本当に賢いお金の使い方は「毎日長時間使うもの」にお金をかけること

コンフォート原則にしたがうと使用時間に応じて道具の重要性を見極める基準になるので、効率的にお金を使うことができるようになります。
道具を使うということは、その道具と共に時間を過ごすということなので、たとえ短時間でも大切にしたい時間に使うものにはお金をかけたほうが満足感をえられたり、些細なストレスから解放されるでしょう。

例えば料理好きで毎日自炊をするのが好きでも、切れない包丁では切れないことがちょっとしたストレスになります。
それなら多少お金をかけてでも切れる包丁を買ったり、上質な砥石で研ぐことでより料理を楽しむことができます。
スキー場へ年に一度行くか行かないかという人がスキーやスノーボードの板を買ってもコンフォート原則的には価値が薄いことになります。

逆にシーズン中は何度も滑りに行くという上級者にはお金をかけるべき道具だといえます。
シンプルライフやミニマリストを実践している人には、このような感覚が意識しないでも自然と身についていると思います。
かなり道具を絞り込んでいる人は極端に言えば、身の回りのものすべてにお金をかけられるかもしれません。

趣味嗜好に影響されず万人がお金をかけるべきものは、寝具や・イス・パソコン関連・よく身につける衣類(パジャマや下着)などが当てはまります。
このような長時間ふれあう道具に少しでも不満があるなら、思い切って買い替えてみると見違えて生活が豊かになるのを実感できます。

成金は高級な腕時計や宝石をジャラジャラつけているイメージがあります。
もちろん税金対策で買い物する場合もありますが、周囲が思っているほど生活には豊かさをもたらしません。
そして成金の域を超えた真のお金持ちは、わざわざ高級品で自己主張する意味が無ないので、洗練された質素な佇まいになります。

滅多に使わないものや二度と使うことのないものに囲まれた生活は無駄な出費が多かったり、有意義な時間の邪魔になるので、より豊かな時間を過ごしたければ、ひとつひとつ整理していきましょう。