重いアウターを着こなす筋力 コートやジャケットは体を鍛えると様になる


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早朝に霜が降りるほど寒い季節になってくると、最近はついつい軽くて温かいダウンジャケットに頼りがちになってしまいます。

昔は重いコートしかなかったので、一度ダウンジャケットやダウンコートの軽さを経験してしまうと他のアウターを着る意欲が奪われます。

ユニクロの格安なダウンジャケットが瞬く間に世間へ浸透したのも、この圧倒的な快適性があるからこそでしょう。

筋力の低下したお年寄りでも重さを気にせずにさっと羽織れるので非常に使い勝手が良いのです。

ただしTPO的にダウンジャケットを着ていけない時はそれ以外のアウターを着ることになるので、ダウンジャケットばかりに頼るわけにもいきません。

織物だと目が詰まれば詰まるほど防寒性が高くて温かいですが、それに比例して重量も増える傾向にあります。

その長い織物の歴史から解き放たれ、織らずにダウンフェザーを詰めて空気の層で保温する構造にしたのがダウンジャケットです。

以前そこそこ丈のある実物のミリタリージャケットを買ってみたものの、あまりの重量に肩がこりそうでほとんど着ることなく保管されたままの服があります。

なぜこんな重い服が作られたのか疑問でしたが、これを着るのは屈強な身体を持つ兵隊であり、中身が伴っていない状態で着用したことが違和感の原因でした。

そういう視点で見るとダウンジャケットに甘えている自分が少し恥ずかしくなり、肩から背中の筋肉をトレーニングし始めました。

案の定軽くやっただけで背中が筋肉痛になり、いかに服を着るための筋肉が使われていないか思い知らされました。

日ごろから腹筋や腕立て伏せは軽く行っていますが、背中の筋肉はあまり使われていなかったという事です。

重いアウターを着て肩がこるという人は服の重さを支えるだけの筋力が不足している可能性が高いです。

筋力が低下すると血流が悪くなり新陳代謝が落ちるので肩こりの原因となります。

最近は製法や素材が進歩して極端に重いアウターは減りましたが、楽を追い求めた結果として服を着るための筋力が衰えてしまったようです。

アウターの多くがミリタリーやワーク系をルーツとするデザインなので、やはり締まりのない体よりかは引き締まった体にフィットするように作れれています。

それでも体を鍛えるのは嫌だからカシミヤコートやダウンジャケットなど軽いアウターしか着ないという人もいるでしょう。

もし重くて着るのを避けていたアウターがあるなら、自身の筋力の衰えを意識して筋トレすると上手に着こなせるようになるかもしれません。